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環境ニュース[国内]

京都市、グッドデザイン賞受賞 「都市油田」発掘プロジェクト

エネルギー バイオマス】 【掲載日】2016.12.06 【情報源】地方自治体/2016.09.29 発表

 生ごみや紙ごみからガソリン代替燃料となるバイオエタノールを製造する京都市の産学官連携事業、「都市油田」発掘プロジェクトが2016年度のグッドデザイン賞(主催・日本デザイン振興会)を受賞した。
 同プロジェクトは、京都市と日立造船、熊本大学が連携して環境省の補助金などを活用し、同市西京区の西部圧縮梱包施設内に実証プラントを建設して2011年度から開始。市内の家庭や事業所から排出される生ごみや紙ごみからエタノール(濃度99.5%)をごみ1トン当たり約60ℓ製造することに成功した。
 さらに、13年度からは実証プラントの処理規模を1週間に1トンから5トンに拡大するとともに、一層のエネルギー回収を図るため、エタノールを取り出した後の残渣物からメタンガスを製造するエタノール・メタン二段発酵技術の実証試験にも成功している。
 同賞の審査委員からは「有害物質を発生することなく、ごみから資源をつくることができる素晴らしいチャレンジ。簡易な分別でエネルギーを得られる。全国のごみ処理場へ導入できるよう、さらなる発展を目指してほしい」と評価された。

提供:月刊ビジネスアイ エネコ(日本工業新聞社)

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