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環境ニュース[国内]

新得発電所建設計画に係る環境影響評価準備書に対する環境大臣意見を提出

環境一般 環境アセスメント】 【掲載日】2018.05.16 【情報源】環境省/2018.05.15 発表

 環境省は、「新得発電所建設計画環境影響評価準備書」(北海道電力株式会社)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。
 本事業は、北海道上川郡新得町において、既設の上岩松発電所(1号)を廃止撤去し、出力21,300kWの新得発電所(水力発電所)を設置するものである。

 環境大臣意見では、
 (1)工事等による河川への土砂又は濁水の流出等が懸念されるため、法面の保護や濁水処理設備等による措置及び環境監視計画に基づく水質調査を適切に実施し、必要に応じて追加的な環境保全措置を講ずること。
 (2)土捨場への捨土量を極力低減し、早期に法面等の植生回復を図ること。
 (3)クマタカの営巣期の工事は基本的に避けるとともに、やむを得ず工事を行う場合は、環境監視計画に基づく生息、繁殖状況の調査を適切に実施し、重大な影響が認められた場合は、工事を一旦中止し、専門家等からの助言を踏まえて、追加的な環境保全措置を講ずること
 等を求めている。

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