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環境ニュース[国内]

コスタリカ、新たな国家湿地政策を決定

自然環境 その他(自然環境)】 【掲載日】2017.03.17 【情報源】/2017.03.08 発表

 コスタリカのソリス大統領、グティエレス環境大臣ほか政府関係者が、国内の2000を超す湿地を保護するための行程表となる新たな「国家湿地政策」を最終的に決定し署名した。これはコスタリカの大小の河川湖沼、潟、沼沢地、氾濫原、マングローブサンゴ礁、海域などの湿地に気候変動が及ぼす影響についての緩和・適応策をまとめたもので、重点分野として、1)保全、2)気候への適応、3)生態系の修復、4)環境機関の強化、5)すべての関係者の参加、を挙げている。5)は先住民と地域住民の意思決定プロセスへの参加を意図している。各省庁や公共機関の責任分担や実施内容、目標を示し、目標の一部に各種NGOも関わっている。対策の中には、国内の湿地インベントリ更新など既に着手したものもある。湿地はコスタリカの国土の約7%を占める。グティエレス大臣は、これらの湿地は気候変動に対処するために重要であるとともに、食料、淡水、繊維、生化学あるいは遺伝素材などの様々な資源をもたらし、さらにコスタリカの文化の一部であるレクリエーションや美的、教育的、精神的な機能も果たしていると述べた。【ラムサール条約

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