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環境ニュース[国内]

アメリカ環境保護庁、ニューイングランド地方の湿地保全プログラムに330万ドル助成

自然環境 その他(自然環境)】 【掲載日】2017.03.22 【情報源】/2017.03.08 発表

 アメリカ環境保護庁(EPA)は、ニューイングランド地方の州や部族社会の15の湿地回復・保全プロジェクトに、湿地プログラム開発助成金として330万ドルを拠出したと発表した。この制度は州間の諸機関や部族社会、非営利機関に対し、州、部族社会、地域の包括的な湿地プログラムを開発・改善するための資金を提供している。
 湿地は河川や地域社会の健全性にとって不可欠で貴重な資源。健全な湿地は重要な生態系機能(地下水涵養、魚類や野生生物の生息地提供など)を果たしており、湿地は農漁業やレクリエーション等においても重要で経済を支えている。
 今回の対象は、1)包括的なオンライン研修や継続的な研修会による、地域の意思決定者の訓練・育成(意思決定の強化による湿地の保全・連結性・回復力の促進)、2)湿地のモニタリング・評価(保全・回復に関する具体的提言)や沿岸の災害予測図・回復力強化政策の策定、3)最先端の画像解析やリモートセンシング技術を活用した、気候変動潮汐湿地に及ぼす長期的影響の監視・評価プログラムの開発等。EPAは、この助成は州の関連機関等との生産的な関係を示す好例で、協力により地域社会に大きな環境利益をもたらすとしている。【アメリカ環境保護庁】

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