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環境ニュース[国内]

国連経済社会理事会、エルニーニョ対策を協議

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2016.05.25 【情報源】/2016.05.06 発表

 国連経済社会理事会(ECOSOC)は、2015〜2016年にかけて発生したエルニーニョ現象を総括し、リスク軽減策を協議する会合を開催した。2015年以降の過去最大級のエルニーニョにより、ラテンアメリカ、アフリカ、アジア、太平洋の多くの途上国が深刻な影響を受け、マーシャル諸島、ミクロネシア連邦、パラオはエルニーニョに起因する干ばつのため緊急事態宣言を発表した。こうした中、今回の会合はエルニーニョに関する健康、社会経済、環境面からの知見を提供し、影響を軽減するための効果的な措置について情報を共有するために開催された。ECOSOCは、エルニーニョは一回限りの現象ではなく、繰り返し発生する地球規模の現象であり、持続可能な開発目標を達成するためにもセクターをまたがり対策が必要だとしている。また、エルニーニョの影響を軽減するには、季節予報とリスクデータを取り込んだ、リスク情報に基づく意思決定と行動可能なガイダンスによって、さまざまな開発部門が早期に対応できるようにする必要があるという。

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