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環境ニュース[国内]

アメリカ、カナダ、メキシコの3か国、気候変動に対する新たな共同行動計画を発表

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2016.07.19 【情報源】/2016.06.29 発表

 世界資源研究所(WRI)は、アメリカ、カナダ、メキシコの3か国が国別の排出削減目標を達成しクリーンエネルギーの機会を拡大するため、共同の包括的気候変動対策に合意したことについて歓迎するコメントを発表した。WRIによると、合意には電力部門、輸送、短寿命気候汚染物質、国際的優先事項に関する一連の協調した気候目標や国内政策が含まれている。この合意に先立ち、WRIなど北米3国のシンクタンク6機関が北米の気候戦略についての提言を提出していた。WRIのアダムス所長は、この合意について「パリ会議の気運は続いており、低炭素経済への移行が実際に進んでいることを示すもの」としている。

 具体的な合意事項は、以下などとなっている。
・2025年までに北アメリカの電力需要の50%を太陽光、風力、水力、原子力などで賄うことを目標とする
・石油ガス部門からのメタン排出を2025年までに40〜45%削減するというアメリカとカナダの取組にメキシコも参加する
・2025年までに非効率な化石燃料補助金を段階的に廃止し、他のG20参加国にも中期間で同様の措置を取るという以前の約束を実行するよう要請する
・軽・重量車の排気ガスおよび汚染物質基準を3国間でそろえる
・メキシコとカナダは、アメリカと同様に、ハイドロフルオロカーボンの使用を規制および削減する新たな国内の手続きを策定する

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