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環境ニュース[国内]

アサヒビール、輸入ワインの受け入れ拠点増加、モーダルシフトでCO2排出量を削減

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2016.10.25 【情報源】企業/2016.10.20 発表

 アサヒビールは、輸入チリワイン「サンタ・ヘレナ・アルパカ」の販売好調を背景に受け入れ拠点を増やし、福岡・博多港で新たに輸入船舶の受け入れ・通関を始めた。10月下旬に出荷開始する。トラック輸送を減らして、環境負荷が抑えられる船舶や鉄道に切り替えるモーダルシフトで、CO2排出量を削減する。タイムリーな納品も可能になる。

 アサヒビールは、アルパカブランドワインの2016年の販売目標を前年比118.8%の120万ケースに設定した。市場の拡大から売れ行きがよく、1〜9月の実績は目標を上回る水準の前年比145.0%の約93万ケースとなった。輸入数量が増加しているため、従来の東京(横浜港)、大阪(神戸港)に加え、博多港で8月から輸入船舶を受け入れた。

 アルパカは2012年3月に発売し、チリから輸入した商品を東京(横浜港)で受け入れて通関した後、全国の出荷拠点にトラックで運んでいた。2015年にラインアップの拡充や販売促進の強化で輸入数量が大きく伸びた。これを受けてアサヒビールは、同年5月に大阪(神戸港)で受け入れを開始し、東京〜関西のトラックでの輸送を減らした。

 今回、博多港で受け入れを始めたことでこれまでの関西〜博多のトラック輸送が低減する。大阪(神戸港)での受け入れ開始で、1ケースあたりのCO2排出量は0.97kgから35%減の0.63kgになった。博多港で受け入れるとさらに41%削減でき、0.37kgに抑えられる。2016年は、2015年に712tだったCO2排出量を約41t削減して671tにする予定だ。【アサヒビール株式会社】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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