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環境ニュース[国内]

味の素、食品3社と物流事業の共同出資会社を設立、協働の取り組みを推進しCO2削減

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2016.12.07 【情報源】企業/2016.12.01 発表

 味の素は、カゴメ、日清フーズ、ハウス食品グループ本社の食品3社と物流事業の共同出資会社を設立する。契約を12月1日に結んだ。北海道と九州でそれぞれ新会社を立ち上げて共同物流体制を構築し、全国展開の検討を始める。協働の取り組みを推進することでCO2排出量の削減や、ドライバー不足、物流コスト上昇などの課題に対応する。

 味の素、カゴメ、日清フーズ、ハウス食品グループ本社は、日清オイリオグループ、Mizkan(ミツカン)と2015年2月に、効率的で安定した物流体制の実現を目的に食品企業の物流基盤「F-LINE」の構築に合意した。協議体「F-LINEプロジェクト」で物流戦略を定め、関東・関西間の中距離幹線輸送の再構築や、北海道での共同配送を行ってきた。

 今回、協働をさらに進めるため味の素、カゴメ、日清フーズ、ハウス食品グループ本社の4社は、F-LINEプロジェクトが策定した戦略を実施する共同出資会社を発足させることにした。各社の物流企画立案機能を統合して意思決定を速めると同時に、トラックドライバーや物流センターなど物流資産を共有し、物流体制の一層の効率化を目指す。

 4社は、味の素の子会社で運送・倉庫事業の味の素物流が100%出資する北海道エース物流の株式を25%ずつ取得し、2017年3月にF-LINEに社名変更する。同社は味の素物流100%子会社の九州エース物流の全株式を取得して同年4月に九州F-LINEにする。同社は2018年に九州で共同物流を構築する。4社は2019年の物流子会社統合も視野に入れる。【味の素株式会社】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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