一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

イオン、「イオンモール神戸南」全面開業、各種の環境設備でCO2排出量を抑制

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2017.09.25 【情報源】企業/2017.09.20 発表

 イオンは、神戸市兵庫区の「イオンモール神戸南」を9月20日に全面開業した。空調用熱源の電気とガスの併用や柔軟な空調運転、LED(発光ダイオード)照明器具、換気ファンの制御など各種の環境設備を導入してCO2排出量を抑制する。敷地内で植樹祭も行った。第1期として6月30日に一部開店していたが、今回グランドオープンした。

 他のイオンモールと同様「人と環境に配慮したモール」を目指して開発した。空調用熱源は系統別に分散配置した。空冷ヒートポンプ式モジュールチラーでベース運転し、夏の電力ピーク時にはガス吸収式冷温水発生機を活用してピークカットを行う。これによって、電気とガスを併用しない方式と比べて電力エネルギーを約25%削減する。

 熱源機器はモジュール化し、建物に滞留する人数に合わせて運転し省エネ効果を高める。モジュール単体が故障しても全体で調整するシステムを採用した。共有部、外部サイン、核店舗の総合スーパー「イオンスタイル神戸南」ではLED照明器具を100%採用した。専門店の多くもLED照明を入れ、従来のモールより照明電力を約40%削減する。

 換気ファンの制御は喫煙室で行い、未使用時に運転を自動で抑制して使用電力を減らす。建物の壁面と屋上には緑化を施した。植樹祭は6月25日に開き、約550人が参加して約3000本の苗木を植えた。イオンモール神戸南は神戸市中央卸売市場本場西側跡地に位置し、3階建て約8万4000m2の延べ床面積がある。約130店舗の専門店が出店した。
 
【イオン株式会社】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース