一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

さいたま市、回生電力で電動バス運行へ 実用化へ来秋から実証実験

大気環境 交通問題】 【掲載日】2017.12.05 【情報源】地方自治体/2017.09.12 発表

 さいたま市と住友商事などは、電車がブレーキをかけた際に発電する「回生電力」を回収して蓄電池に貯め、電動バスを走らせる世界初の実証実験を2018年秋に始める。東京五輪・パラリンピックに合わせ20年の事業化を目指す。
 実証実験は、環境省の17年度「CO2排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業」に採択された。埼玉高速鉄道の浦和美園駅のバスターミナルに蓄電池や変電設備を設置。電車の回生電力を蓄電池に貯め、パンタグラフ接触式充電器で電動バスに5分以内に超急速充電するシステムを構築する。
 東京五輪のサッカー会場となる埼玉スタジアム2020の最寄り駅の浦和美園駅と、バスケットボール会場「さいたまスーパーアリーナ」の最寄り駅のJRさいたま新都心駅の間の10.9kmを電動バスでつなぐ。
 住友商事は、早稲田大アカデミックソリューション(東京)と共同で、電動バス普及に向けた課題と解決策を検証する。蓄電池は東大発ベンチャーのエクセルギー・パワー・システムズ(東京)製作の次世代型蓄電池を使用する。

提供:月刊ビジネスアイ エネコ(日本工業新聞社)

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース