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環境ニュース[国内]

平成28年度 大気汚染に係る環境保健サーベイランス調査結果を発表

大気環境 大気汚染】 【掲載日】2018.06.01 【情報源】環境省/2018.05.31 発表

 環境省は、平成28年度の大気汚染に係る環境保健サーベイランス調査結果をとりまとめ発表した。
 この調査は、地域人口集団の健康状態と大気汚染との関係を定期的・継続的に観察し、必要に応じて所要の措置を講ずるために、平成8年度から毎年度実施しているもの。
 3歳児を対象とした調査及び小学1年生を対象とした調査を実施して、それらの調査結果についての単年度解析、並びに、平成8〜28年度の3歳児調査及び平成16〜28年度の6歳児調査のそれぞれを統合したデータを用いた経年・統合解析等を行った。また、平成28年度の6歳児調査回答者のうち平成24〜25年度に実施した3歳児調査時に回答のあった者について追跡解析を行った。
 3歳児調査の対象者は全国36地域の約8万3千人(回答者は約7万1千人)であり、6歳児調査の対象者は全国37地域の約8万2千人(回答者は約7万1千人)であった。
 これらの解析の結果、呼吸器症状のうちぜん息について、3歳児調査及び6歳児調査ともに、大気汚染物質濃度が高くなるほどぜん息有症率が高くなる傾向はみられなかった。
 大気汚染物質濃度と呼吸器症状有症率の経年解析においては、大気汚染によると思われるぜん息有症率の増加を示す地域はみられなかった。

 環境調査における大気汚染については全般的に低下傾向にあるが、今後も大気汚染とぜん息の関連性について地域特性も踏まえて注意深く観察していく。

 そのほか、詳細はプレスリリース参照。

【環境省】

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