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環境ニュース[国内]

欧州環境庁、E-PRTRに基づき2016年の産業汚染物質の水域への排出量を分析

【発表日】 2019.03.20 【情報源】 【水・土壌環境 その他(水・土壌環境)

 欧州環境庁(EEA)は、産業汚染物質の水域への排出量について2016年のデータを分析した報告書を公表した。これは欧州汚染物質排出移動登録(E-PRTR)に報告された約3600施設のデータに基づくものである。報告書によると、大規模産業施設から水域に直接排出される汚染物質は減少傾向にある一方、都市廃水処理施設(UWWTP)を経て水域に排出される汚染物質はやや増加傾向にあるという。また、EEAは先に、EUの地表水のうち良好な生態学的状態にあるのは約40%、良好な化学的状態にあるのは38%に過ぎないと報告していたが、今回、大多数のEU諸国において、大規模産業施設に起因する水質汚染の度合いは比較的小さいことが示された。EUの法令下では、汚染物質の排出量が一定水準以下の施設に報告義務がなく、小規模な産業施設の排出量は不明である。報告書は、EU法令の規制対象外の産業施設が規制対象の大規模な施設以上に水環境に負荷を与えている可能性があると指摘すると同時に、データ収集上の制約を含む今後の課題も挙げている。【欧州環境庁】

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