一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

欧州化学物質庁、中小企業の化学物質登録を支援するため新たなITツールを提供

健康・化学物質】 【掲載日】2016.04.25 【情報源】/2016.04.13 発表

 欧州化学物質庁(ECHA)は、REACH規則に基づく化学物質登録を、特に中小企業にとって実施しやすくするため、シンプルで使いやすい3つのITツールの新バージョン(IUCLID 6、REACH-IT 3、Chesar 3)を近日提供することを公表した。IUCLID 6は、デスクトップ版のインストールが簡略化され、最新のOECD統一テンプレートに対応する。REACH-IT 3は、同じ物質の登録者は共同で登録するという規則に対応したもので、同一物質の登録の重複がないことを自動的に検証する機能などが導入される。また、共同登録の範囲を説明する物質情報プロファイルが導入され、これは先導登録者に提出が義務付けられる。Chesar 3はIUCLID 6と様式を揃え、従来よりも効率的にデータをやり取りできる。また、多成分物質やUVCB物質(未知または不定な構成要素をもつ物質等)などの複雑な事例の評価にも対応するという。ECHAは、IUCLID 5からIUCLID 6への移行に関するアドバイスを提供するウェブセミナーなど、これらのツールの講習も計画している。

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース