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環境ニュース[国内]

モンゴルとフィリピン、小規模金採掘からの水銀排出を削減へ

健康・化学物質 その他(健康・化学物質)】 【掲載日】2019.04.23 【情報源】/2019.04.05 発表

 国連環境計画(UNEP)は、モンゴルとフィリピンにおける小規模金採掘(ASGM)部門を改革し、水銀排出を削減する6000万ドル規模のイニシアティブを立ち上げると報じた。ASGM部門は人為起源の水銀排出源として最大であり、大気への水銀排出は年1000トンにのぼる。ASGM部門は世界の年間金生産の20%を占め、1500万人(うち450万人が女性、60万人超が児童)が従事している。モンゴルでは6万人、フィリピンでは50万人が従事し、水銀曝露による作業者の健康被害が問題視されている。今回のイニシアティブは、地球環境ファシリティのGEF GOLDプログラムの一環として国連機関や両国の政府などが実施するもので、責任ある金市場の構築や水銀を放出しない採掘と加工の実現に取り組み、5年間で水銀排出を40トン削減し、作業者の健康被害、水源の水銀汚染、生態系への悪影響に対処する。2019年4月8日にウランバートルでイニシアティブ立ち上げを含め、専門家、投資家、企業など関係者の協議が行われる。【国連環境計画

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