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環境ニュース[国内]

欧州環境庁、EU指令は大規模燃焼プラントからの排出削減に有効と報告

健康・化学物質 その他(健康・化学物質)】 【掲載日】2019.07.17 【情報源】/2019.06.26 発表

 欧州環境庁(EEA)は、2004〜2015年の大規模燃焼プラントからの汚染物質排出削減に対するEU指令の効果を分析した。それによると、該当期間においてEUの大規模燃焼プラントからの汚染物質排出は大幅に減少し、その大部分はEU指令の効果によるものだという。具体的には、二酸化硫黄(SO2)は81%、窒素酸化物(NOx)は49%、粉塵は77%、それぞれ減少した。また、報告書では2004年にEUの中で汚染物質排出が最多レベルだった国々が、EU指令に基づいて排出削減に取り組み、2015年にはその取り組みの成果が表れた点についても言及した。このようなEU指令による成果は、同指令の要素が、今後エネルギー以外の部門へ規制を導入する際にも有効である可能性を示している。EEAは、過去の環境や気候に関する方針の成功理由を分析し理解することは、より持続可能な欧州の実現に向けて今後の方針を策定するために、非常に重要だとした。【欧州環境庁】

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