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環境ニュース[国内]

リコーのデジタル複合機、使用済み製品の再生処理でCO2排出量を大幅削減

ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2016.07.25 【情報源】企業/2016.07.19 発表

 リコーは、デジタルフルカラー再生複合機の新製品「imagio(イマジオ)MP C4001RC SPF」と「imagio MP C2801RC SPF」を7月22日に発売する。顧客から使用済みの機器「imagio MP C4001」「imagio MP C2801」シリーズを回収して再生処理した製品で、素材・部品の製造の省略によって、製造工程のCO2排出量を元機と比べて大幅に削減した。

 環境を軸にした事業の創出・拡大を目的に静岡県御殿場市に設立した「リコー環境事業開発センター」で再生処理する。再使用する部品の選別、再生、検査を先進の技術で行い、リユース部品使用を質量比で平均80%に高めた。

 リユース部品で素材や部品の製造工程が省けるため、C4001RC SPFでは製造工程のCO2排出量を元機と比較して約79%削減した。製造に加えて使用や回収を含むライフサイクル全体の環境負荷も、年換算で約16%低減する。新製品の標準消費電力量(TEC値)は2.5kWhで前身機と比べて約24%削減した。C2801RC SPFでは、製造工程のCO2排出量が約80%、ライフサイクル全体の環境負荷は約20%の低減、TEC値は1.7kWhで約45%削減となる。

 環境保全商品に付けられる「エコマーク」や公的機関の環境負荷低減製品購入を定めた「グリーン購入法」などの基準に適合し、EU(欧州連合)の有害物質削減指令(RoHS指令)にも対応する。ウオームアップの時間やスリープからの復帰時間を短縮して生産性も高めた。A4横の1分の連続複写速度はC4001RC SPFが40枚、C2801RC SPFは28枚だ。

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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