一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

国際エネルギー機関、2014年のOECD加盟国のエネルギー生産量とCO2排出量のデカップリングを確認

エネルギー】 【掲載日】2016.05.24 【情報源】/2016.05.06 発表

 国際エネルギー機関(IEA)は、2014年のOECD加盟国の総エネルギー生産は4%増加し過去最高となったが、エネルギー消費量と燃料燃焼からのCO2排出量は1.4%減少し、経済成長と炭素汚染のデカップリング(分離)が確認されたと報告した。既にIEAは世界全体についても、2014年はデータを収集している40年間で初めて、経済が成長したのにも関わらずエネルギー関連のCO2排出量が横ばいだったことを報告しており、今回のデータによって特にOECD加盟国でデカップリングが顕著であることが確認された。OECD加盟国の経済は2009年から2014年にかけ10%成長しているが、2014年のCO2排出量は11.9ギガトンと2009年からごくわずか増えたに過ぎなかった。デカップリングの主な要因は、エネルギー効率の向上と高めの気温によってOECD加盟国の経済のエネルギー強度が低下したことだという。また、水力以外の再生可能エネルギーが全エネルギーに占める比率が9.7%増加したことなどにより、電力生産におけるキロワット時あたりの排出量が低減したことも一因となったとしている。

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース