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環境ニュース[国内]

国際エネルギー機関、燃料効率改善への政策は有効だが改善のペースは鈍化と報告

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2017.01.25 【情報源】/2017.01.10 発表

 国際エネルギー機関(IEA)は、自動車の平均燃費(100キロメートルの走行に必要な燃料)の改善率がここ数年鈍化している(2005〜2008年の1.8%から2014年、2015年の1.1%へ)とする「グローバル燃費イニシアティブ(GFEI)」による新たな分析結果を発表した。ワシントンD.C.で開催された米国交通輸送調査委員会(TRB)の年次総会で新たに報告された。今回の報告は、世界の自動車市場の8割超を対象に、2005〜2015年の燃費動向に関するデータ等を分析し、OECD諸国、非OECD諸国で販売される小型軽量自動車(LDV)の、エンジン技術の差や大型車の高需要による燃費の差がこの変化に表れたとした。GFEI参加国による燃費の重要性の啓発活動等、燃費改善策は有効だと強調しつつも、燃費基準の策定や燃費による税率の差別化等、大規模な政策の枠組みが必要だとした。さらに今回初めて、自動車価格を相対評価し、燃費性能の改善を大型車にも義務付けることで燃費改善コストの消費者への転嫁が抑えられるとした。【国際エネルギー機関

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