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環境ニュース[国内]

気候エネルギーソリューションセンターなど、マイクログリッド普及への機会と課題を報告

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2017.03.23 【情報源】/2017.03.08 発表

 気候エネルギーソリューションセンター(C2ES)とジョージ・ワシントン大学(GW)は、マイクログリッド(小規模発電網)普及への機会と課題を分析した報告書を発表した。マイクログリッドは大規模な集中電力システムが広域災害などで停電しても局地的な電力供給を維持できるなど、電力システムの信頼性とレジリエンスを向上しうる。さらに分散型の再生可能エネルギーが活用でき、効率化や電力需給管理もしやすいことから温室効果ガスの削減とエネルギーの節約が期待できる。しかし資金的、法的障害のために、現時点の国内の発電量は約1.6ギガワット(電力全体の0.2%未満)にとどまっている。報告書は今後に向けて、1)資金的障害の克服には官民パートナーシップの役割が大きい、2)州の資金調達策が開発を促進しうる(例として、ニューヨーク州における自治体プロジェクトのための4000万ドルの助成制度)、3)マイクログリッドの定義、所有者の権利と義務の特定など法制度の明確化が必要、4)排出量やコストの最適化、資金ニーズの予測などに数学モデル(線形計画法)が有効、と指摘している。【気候エネルギーソリューションセンター】

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