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環境Q&A

廃棄物処理法の変更届けについて 

登録日: 2005年07月16日 最終回答日:2005年07月21日 ごみ・リサイクル ごみ処理

No.11543 2005-07-16 10:17:56 ドラえもん

ごみ焼却場に勤務しています。
焼却炉の形式は、ガス化流動床式溶融炉です。
今回溶融炉でスラグが堆積してしまうために
あらたにバーナーを取り付けますが、廃棄物処理法で
変更届けを提出する必要がありますか?
教えてください。

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No.11546 【A-1】

Re:廃棄物処理法の変更届けについて

2005-07-17 07:19:58 Dr.ゴミスキー

 軽微な変更か微妙なところです。

 「ガス化流動床式溶融炉」というと、荏原製作所か、三井造船か、旧日本鋼管等ですが、先ずは、プラントメーカーにお聞きになるのが一番です。

 それよりも、スラグが堆積(熱源の関係で温度のばらつきや、耐火レンガの製品仕様、傾斜等の可能性?)することに疑問を感じます。工事契約は、多分、性能発注と思います。

 設計は、自前ですか。それとも、良くある手ですが、プラントのメーカーのいいなりですか。
 または、全都清(ならば、多分、T氏(元東京都清掃局部長級職員)らが関与??)の指導ですか。

 瑕疵の可能性もありますので、設計者や工事監理者ともご相談することです。

 なお、相談の際は、完成年度、炉形式&メーカー、炉性能、契約方式等もお願いします。そうすると、助言内容も具体的になります。

回答に対するお礼・補足

回答ありがとうございました。
早速メーカーに問い合わせをしてみました。
メーカーでは、調べてみますとの回答でした。
ちなみにメーカーも瑕疵を認めていて、すべてメーカーの責任において工事をします。
設計は、すべてコンサルで、契約は、性能発注方式です。
またよろしくお願いします。

No.11588 【A-2】

Re:廃棄物処理法の変更届けについて

2005-07-20 21:00:16 Dr.ゴミスキー

 焼却プラントに関するコンサルタントですが、業として存在しますが、実態を見ると、プラントメーカーの100%の協力がないと出来ない状態です。

 工事の瑕疵をメーカーも認めっているとのことですが、安易な改修方法は、別な問題を発生させます。

 つまり、性能発注ですから、その性能保証を求めるべきです。民法の瑕疵期間は、一般的には2年ですが重要な瑕疵は別扱いです。

 工事契約書に添付している特記仕様書には、性能発注に関する重要な工事部分の瑕疵は3年以上の年月が記載されている筈です。

 また、仮に助燃(ガスバーナー)装置を取り付けると、ガス代が必要になり、維持管理費の増を招き、住民から監査請求される可能性もあります。ガス化溶融炉の隠れた装置(図面にない)です。

 熱量が不足とのことですが、設計者のコンサルの設計ミスもあります。
 また、組成調査の数値採用の誤り(良くある事例)、燃焼面積の計算ミス、耐火レンガ等の採用ミス等も考えられます。

 慎重に対処し、維持管理コストの増加を絶対に避けるべきです。しかし、惚けたプラントメーカーとの印象があります。








No.11592 【A-3】

Re:廃棄物処理法の変更届けについて

2005-07-21 02:00:18 循(じゅん)

廃棄物処理法施行規則第五条の二に該当する工事か否か県の担当者と速やかに調整されるほうがよいでしょう。
ネット掲示板では設計図面を見ながらお話できませんので、正確なお答えはできないものと思います。

(溶融炉のバーナー設置であれば軽微変更のような気もしますが、それ以外のところにも手を入れるようなので念のため事前に確認しましょう)

 ドラえもんさんのところでは、既に問題点を明らかにするべく必要な調査を行っており、必要な改善工事を業者の責任において行うとのことのようですね。
今は、一刻も早く改善工事に着手し、市民の不安を払拭することが大事なことと思います。
 なお、EICネットQ&Aで企業・団体・個人の責任の有無を論じるのもいかがなものかと思います。

 廃棄物処理法の手続きとともに、「補助金」の手続きを行う必要があると思われます。県の補助金担当課を通して速やかに国へ報告を行い、適切な指示を仰ぎましょう。
 また、プラント建設については当然ですが、施工監理委託費に補助金をあてていた場合にも注意が必要です。
 関係業者から市になんらかの費用弁済があれば、名目を問わず、補助金適正化の許諾が必要になると思われます。

A−1、A−2のDr.へのコメント
 Dr.のご指摘、ご心配されることはごもっともなことと思います。近年、焼却炉受注合戦の余波があちこちででているような気がしてなりません。
 ここ数年のダイオキシン特需で、Dr.に御紹介いただいたメーカー以外にも多数のプラントメーカーがガス化溶融の納入実績を積んでいるようです。自社開発のみでなく技術提携あるいは技術供与という場合もあります。たしかに、全都清の実証試験運転のみの実績しかなく、本当の稼動実績をただいま蓄積中というのが実態のようですね。
 日本で蓄えた技術と実績をもとに、東アジア各国や諸外国への環境技術で貢献できれば、国民の税金もあまり無駄使いにならずにすむのでしょうね。(楽観的ですかね)

回答に対するお礼・補足

回答ありがとうございました。

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