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環境Q&A

鯉の生存環境 

登録日: 2005年08月05日 最終回答日:2005年08月17日 自然環境 野生動植物

No.11823 2005-08-05 01:04:48 new

溜池で最近毎朝4から5匹くらい鯉が死んでいます。

原因としては池が汚いため夜間の溶存酸素消費による酸欠のせいだと思うんですけど、(鯉ヘルペスのときはお手上げです)鯉が生存するために必要な水温、溶存酸素、CODの一般的な数値や知っていること、ちょっと勉強できるサイトなど教えてください。

夜の溶存酸素の値とかはわかりません。m(_ _)m

総件数 6 件  page 1/1   

No.11827 【A-1】

Re:鯉の生存環境

2005-08-05 17:20:15 無鉄砲

>鯉ヘルペスのときはお手上げです

とりあえず、都道府県庁の担当部署に通報した方がよろしいのではないでしょうか。そこで原因究明までしてくれますよ、きっと。

No.11828 【A-2】

Re:鯉の生存環境

2005-08-05 17:37:48 循(じゅん)

都道府県の水産試験場に相談してみてはいかがでしょうか。
コイヘルペスの情報は農林水産省のWEBサイト
「農林水産省:コイヘルペスウイルス病に関する情報」
http://www.maff.go.jp/koi/

今年もウィルスが確認されているようです。(PCR検査結果(平成17年8月1日更新)にて確認できます)

一昨年のコイヘルペス騒動の時に水産試験場の方に聞いた話ですが、
・コイが死ぬような酸欠状態であれば、他の魚種も死んでしまうそうです。
・コイヘルペスはマゴイとニシキゴイだけらしいです。
・ある程度水温が上がっても、コイは生きていられるそうです。水温が30度以上になるとウィルスが生きていられない。

・溶存酸素が少なくなると、コイは水面から鼻を上げて呼吸します。この状態を「鼻上げ」と呼ぶそうです。

・全国的にコイの移動が制限されているが、水系がつながっているところでは、ウィルス汚染の可能性が否定できない。

No.11829 【A-3】

Re:鯉の生存環境

2005-08-05 17:38:25 万田力

>原因としては池が汚いため夜間の溶存酸素消費による酸欠のせいだと思うんですけど、

 一般論ですが、酸欠が原因なら、魚種に関係なく大きい魚から死んでゆき、小さな魚は水面でアップアップしています。
 また、毒物が原因なら、やはり魚種にあまり関係なく小さな魚から死んで行きます。
 養鯉場でも無い限り、鯉だけが選択的に死ぬと言うのは、まず鯉に特有の病気や寄生虫を疑うべきで、無鉄砲さんのおっしゃられるように、手遅れにならないうちにしかるべき機関に連絡すべきでしょう。
 なお、鯉ヘルペスの場合、死んでいるのが見つかるのは大きな鯉ばかりで、なぜか小さい鯉の死体は見つからないようで、本当かどうか、「小さいものは鳥に食べられるせい」だというまことしやかな説を聞きました。

http://www.eic.or.jp/qa/?act=view&serial=2795

No.11842 【A-4】

Re:鯉の生存環境

2005-08-06 15:41:54 R_Crew

水温は40度ほどまでは大丈夫です。
酸欠の場合ですと斃死する前段階で水面から鼻を上げたり、取水口に向かって泳ぐような行動をとります。
コイヘルペスかと疑問を抱くようでしたら、とりあえず水温を計ってみてはいかがでしょうか?
コイヘルペスウィルスは30度で不活化します。(人の体温は36度前後ですので食した時点で不活化します。これが人間に感染しないという論拠です。)水温が30度以上でしたらコイヘルペスの可能性は低いです。
水温が23〜28度で2〜3週間前に池に鯉を移入したり、取水している水利の上流部で放流などが行われたりしている場合はコイヘルペスを疑う余地がでてきます。
生息環境が余りよくないようですので、沈殿した泥中に寄生虫が繁殖している可能性もあります。寄生虫はエラに付着し鯉を呼吸困難にさせます。この場合は斃死した鯉のエラが腐ったような状態になります。

No.11858 【A-5】

Re:鯉の生存環境

2005-08-08 03:26:00 循(じゅん)

(万田力さんの情報から思い出したことですが)
水産研究所関係の方から「大きなコイだけ・・・・」に関連するような話を聞きました。

『その河川で泳いでいるコイは自然繁殖のコイなのだろうか。その河川に自然の繁殖場があるのだろうか。
都市近郊の河川では産卵時期(初夏)から成長時期(夏から秋)にかけて、台風などによる大水がおこりやすい。大きいコイは草陰などに避難して助かるだろうが、卵や小魚が避難できる環境になっているのだろうか。
また、放流されるコイは、既にある程度の大きさに成長したものだろう。養殖物にはメスが多いといわれている。この時点でオス、メスの比率は確認しているのだろうか。・・・・』

もとは「環境ホルモン」に関して「コイがメス化している」について聞いたのですが・・・。
いろいろと調べてみると鯉こくとか料理にする養殖物ってメスが好まれるんですね。
そのためにメスが生まれるように工夫しているとか。
「環境ホルモン」ってなんだったんだろう・・・・

newさんの疑問からそれてしまいました。すみません。


No.11985 【A-6】

Re:鯉の生存環境

2005-08-17 10:51:27 山波

環境ホルモンによる雌化と養殖技術による雌化は違いますよ。

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