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環境Q&A

ダイオキシン抽出溶媒について 

登録日: 2005年08月22日 最終回答日:2005年08月22日 健康・化学物質 ダイオキシン

No.12043 2005-08-22 10:54:24 パスツール

公定法によると土壌からのダイオキシン抽出には、ヘキサン、メタノール、アセトン、トルエン、ジクロロメタンを使用するように記載されていますが、各溶媒がどの工程で使用されるのか、またその理由も教えてください。宜しくお願いします。有機化学に興味があるのですがイマイチ苦手なので、良い勉強法などあったら教えてください。

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No.12051 【A-1】

Re:ダイオキシン抽出溶媒について

2005-08-22 17:40:50 海月

はじめまして。
パスツールさんの仰る各溶媒は抽出ではなく、分析に用いるもので、抽出に限って言うならば試料を十分に風乾してあること条件に、トルエンでのソックスレー抽出になります。(H12.1ダイオキシン類に係る土壌調査測定マニュアル(環境庁(省))を参考にしてみては?)
含水率が気になるときにはアセトンを使用する場合もありますが、トルエンとアセトンでは抽出される異性体パターンが変わるという報告があるので要注意です。
ちなみに、ヘキサン、ジクロロメタン、トルエンは前処理操作で使用します。メタノールなんかはシリカゲルの洗浄に使います。
ダイオキシン分析では、溶媒は基本的に親水性or疎水性、高極性or低・無極性といった点を考慮して使用することが多いのでは・・・と思います。

回答に対するお礼・補足

海月さん、回答ありがとうございました。最後の一文に出てきた「新水性、疎水性、高極性、低極性」といった言葉が良く分からなかったので、質問させていただきます。有機化学初心者なのですみません。

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