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環境Q&A

風切り音について 

登録日: 2005年12月05日 最終回答日:2005年12月05日 大気環境 騒音/振動

No.13655 2005-12-05 02:47:48 デシベル

はじめまして。今、700Aのパイプから風速30〜40m/分で
風が吐出しておりけっこう音が大きくて困ってます。
逆算すると、風量が680〜910m3/minとなるみたいです。
そこで、パイプの径を大きくすると音も小さくなりそうな気がしますが、
風切り音は風速10m/minも20m/minもかわらないのでしょうか?
どなたかご存知の方、宜しくお願い致します。

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No.13659 【A-1】

Re:風切り音について

2005-12-05 17:53:34 騒音屋本舗

>はじめまして。今、700Aのパイプから風速30〜40m/分で
>逆算すると、風量が680〜910m3/minとなるみたいです。

風速は30〜40m/「秒」の間違いと解釈して,お話します。


一般に気流によって発生する騒音は,風速の5乗〜7乗に比例します。
6乗に比例するとした場合,発生音の変化は下式で表せます。

変化量[dB]=60Log(V/Vo)
 V:変化後の風速[m/s]
 Vo:元の風速[m/s]

今,35m/sを25m/sに下げた場合の変化量は
 60Log(25/35)=-8.8[dB]
となります。

ただしこれは,現在聞こえている音が,管壁や端部での気流による擦過音であることが条件です。

以下のものは,風速を下げても音は小さくなりません。
 ・ブロワやコンプレッサなどの装置から伝播してくる騒音
 ・管径を広げない部分(バルブなど)で発生する騒音
 ・管の振動により発生する騒音

また吐出口に金網などの抵抗体が無ければ,吐出口の部分だけ風速を下げても,効果は少ないと思います。

回答に対するお礼・補足

大変参考になりました。
ありがとうございました。

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