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環境Q&A

RoHSに関わる金属分析方法について 

登録日: 2006年05月11日 最終回答日:2006年05月13日 環境一般 調査/研究

No.16433 2006-05-11 05:22:04 初心者

RoHSの重金属類の前処理方法(例えば電化製品中の測定)や分析方法について教えてください。

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No.16439 【A-1】

Re:RoHSに関わる金属分析方法について

2006-05-11 21:18:36 筑波山麓

あなたの質問内容が抽象的なので、どのように回答して良いか判断できません。また、1000文字の制約の中ですべてを説明することも不可能です。

とりあえず、グリーン調達調査共通化協議会の「管理ガイドライン理解のための補足資料」を入手できるサイトをお知らせします。その49頁の参考事例5「RoHS対象6物質に関する既存測定方法の事例」に測定方法の事例がのっております。
http://210.254.215.73/jeita_eps/green/greendata/JgpssiGuidelines20051124/Guidelines_hosoku20051124.pdf

これを読まれてもう少し質問を具体的な内容にしてもらえませんか。

また、(社)日本分析化学会の以下のサイトで、
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsac/st04.html
RoHS関係のプラスチック中有害金属成分の化学分析技術セミナーおよび技能試験について掲載されております。今年度の技能試験は終了し、技術セミナーは第2回まで終了、第3回の募集は時期は未定ですが開催される予定のようです。日本分析化学会に問い合わせて見られてはどうでしょうか。

とりあえず、RoHSの重金属類の前処理方法(例えば電化製品中の測定)は、@MW分解、A還流冷却湿式分解、B乾式分解、C開放系湿式分解…………とあり、公定法はBS EN1122(還流冷却湿式分解−フレーム原子吸光分析、対象元素:カドミウムのみ)です。分析方法には、主な測定機器だけでも、@ICP-AES、AICP-MS、BフレームAAS、Cグラファイト炉AAS…………があります。
六価クロムについては、JIS H 8625、塩水抽出、EPA3060A、ボルボ法…………があります。

回答に対するお礼・補足

すいませんでした。公定法があれば教えていただきたかったのです。

No.16461 【A-2】

Re:RoHSに関わる金属分析方法について

2006-05-13 20:07:30 筑波山麓

RoHS関係の公定法は、イギリスの規格であるBS EN1122:2001 「プラスチック−カドミウムの定量−湿式分解法」しかありません。また、この中で分析方法については、ISO 3856/4「ペイント及びワニス−可溶性金属成分の定量−
第四部 フレーム原子吸光光度分析法及びポーラログラフ法によるカドミウム成分の定量」他が定められております。

BS EN1122:2001 「プラスチック−カドミウムの定量−湿式分解法」は、日本規格協会が有料で「原文+邦訳」を販売しており、そちらから入手できます。ISO 3856/4は、原文(英文)しかありません。

公定法ではありませんが、それに近いものとして経済産業省マニュアルがあります。先に紹介した(社)日本分析化学会主催の技能試験は主にこのマニュアルに基づいて行われております。ただし、繰り返しますが公定法ではありません。

回答に対するお礼・補足

とても分かりやすく教えていただきありがとうございます。助かりました。

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