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環境Q&A

チームマイナス6%の28度の意味は? 

登録日: 2007年06月18日 最終回答日:2007年06月21日 エネルギー 省エネルギー

No.23101 2007-06-18 11:40:06 ぼこすけ

しょうもない変な質問ですみません。
我が社の省エネ活動での悩み事です。

チームマイナス6%のACT1:温度調節で減らそう(http://www.team-6.jp/about/action/index.html)では、
『夏の冷房の設定温度は28℃、冬の暖房時の室温は20℃にしましょう』と記載されています。

また、同じページで『冷房温度28℃は、「建築物における衛生的環境の確保に関する法律施行令」や「建築基準法施行令」において、定められた範囲(17℃以上28℃以下)の室温の設定です。』とも書かれております。

この「設定温度」「室温」「冷房温度」いう用語の使い方についての質問です。

ほとんどの場合、部屋の実際の温度は、空調機で設定した温度通りにはならないと思います。
そこで、以下の2つの考えについて、「さぁ、どっちだどっちだ???」と社員やら役員やらから責め立てられておるのです。さて、どっちなんでしょ?。

考え1:夏の冷房の"設定温度"は28℃と言ってるのだから、実際の室温が30度でも35度でも、空調機の設定温度は28℃に設定すべきだ。(どちらかというと、電気代を節約したい役員の意見)

考え2:"室温"が28℃以上であり、空調機の設定温度ではない。室温28℃が確保できるのならば、空調の設定温度は26度でも24度でもよい。なぜなら、実際の温度を29度以上のままにしておくと法律違反になるだろ。(どちらかと言うと、暑いところで仕事をしたくない一般社員。しかも、「28℃でも暑すぎる」「26℃以下にしろ」「人権侵害だ」とも言われます。)

それとも、環境省のお役人は空調機の設定温度と室温は必ず一致するとの前提で28℃と言ってるのでしょうかね?

ほんと情けない話ですが、我が社これでもめているのです。

どのように考えるのが妥当なのでしょう?

総件数 7 件  page 1/1   

No.23107 【A-1】

Re:チームマイナス6%の28度の意味は?

2007-06-19 08:46:23 コロ

 設定温度の目安と考えるのが妥当だと思います。
 室温とは言っていませんよね。しかし、仰るとおり冷房の設定を28℃にしても、室温が28℃になるとは限りません。室温が30℃を超えても、なにがあっても28℃設定を守らなければならないと言っているわけでもありませんし、ある程度運用に幅があっても良いのではないかと思います(私の勝手な解釈ですが)。ただ、それを可とすると、設定28℃もなにもなくなってしまう可能性もあり、難しいところです。
 設定28℃を守らなければならないのかということについては、過去にも話題になっています。
http://www.eic.or.jp/qa/?act=view&serial=17140
http://www.eic.or.jp/qa/?act=view&serial=11393
 

回答に対するお礼・補足

ご回答どうもありがとうございます。

そうですね、ある程度幅はあっていいと思うのですが、判断基準がきちんと決まっていないと運用できないと言う人も多いんですよね。
それでも、あまりガチガチにしないようにはしているのですが、そうすると、好き勝手にする人もいて、なかなか難しいものです。

やっぱり、意識の問題なんでしょうね。

No.23108 【A-2】

Re:チームマイナス6%の28度の意味は?

2007-06-19 08:51:34 じゅげむ

初めまして!
会社でISO関係の業務をしている者です。
昨年、私も同じような悩みを持っていました。
28℃以上とは「設定温度」なのか?「室温」なのか?

こんな問題も出てまいりました。
例えば「室温」にした場合、窓の大きさによって、部屋中を一定温度にすることも困難で、室温の一定管理も難しいという問題も浮上してきて、またまた悩んでしまった次第です。
(考えると難しい問題ですね(笑))

結局は、意識の問題じゃないかと言う回答にしました。
正しい回答かどうか賛否両論があろうかと思いますが、室温であろうが、設定温度であろうが、「今までよりも省エネ!省電力!温暖化防止!」なんて意識で進めております。
室温を夏は28℃以上で管理しています。

こんな意見ですが参考になれば、幸いです。

回答に対するお礼・補足

ご回答どうもありがとうございました。

たしかに、意識の問題だと思います。
そのような方向で進めてみようと思います。

No.23111 【A-3】

Re:チームマイナス6%の28度の意味は?

2007-06-19 09:43:21 省エネ小僧

クールビズもそうですが、どうも本質が見失われているようですね。28度は設定の「目安」にすぎません。
省エネセンターの調べで、冷房設定温度の平均が26度程度だったため、それを2度くらい上げて、暑くなった分は軽装で乗り越えよう、というのがチームマイナス6%の主旨ですから(こちらのページにもそう書いてあります http://www.team-6.jp/about/action/index.html)。

設定温度を上げることだけにこだわると、本質を見失います。窓に断熱シートを貼る、冷房の風が偏らないようなレイアウトを工夫する、社員に執務室での軽装を奨励する、席替えをして冷気の当たる場所に暑がりの人を集める、など、温度を上げても快適に過ごせる手段はあります。ただ省エネ省エネを叫ぶのではなく、双方納得のアイデアを出すのが環境担当の腕の見せ所ですよ。

余談ですが環境省の入っている合同庁舎5号館の上層階は、夏場は気の毒なほど暑いです。全館冷房なので、下層階の適温に合わせざるを得ないのでしょう。

回答に対するお礼・補足

ご回答ありがとうございます。

とても納得できるご回答と思います。

とても参考になりました。

No.23120 【A-4】

Re:チームマイナス6%の28度の意味は?

2007-06-19 19:46:04 疲れたな

>しょうもない変な質問ですみません。
>我が社の省エネ活動での悩み事です。
>
>チームマイナス6%のACT1:温度調節で減らそう(http://www.team-6.jp/about/action/index.html)では、
>『夏の冷房の設定温度は28℃、冬の暖房時の室温は20℃にしましょう』と記載されています。
>
>また、同じページで『冷房温度28℃は、「建築物における衛生的環境の確保に関する法律施行令」や「建築基準法施行令」において、定められた範囲(17℃以上28℃以下)の室温の設定です。』とも書かれております。
>
>この「設定温度」「室温」「冷房温度」いう用語の使い方についての質問です。
>
>ほとんどの場合、部屋の実際の温度は、空調機で設定した温度通りにはならないと思います。
>そこで、以下の2つの考えについて、「さぁ、どっちだどっちだ???」と社員やら役員やらから責め立てられておるのです。さて、どっちなんでしょ?。
>
>考え1:夏の冷房の"設定温度"は28℃と言ってるのだから、実際の室温が30度でも35度でも、空調機の設定温度は28℃に設定すべきだ。(どちらかというと、電気代を節約したい役員の意見)
>
>考え2:"室温"が28℃以上であり、空調機の設定温度ではない。室温28℃が確保できるのならば、空調の設定温度は26度でも24度でもよい。なぜなら、実際の温度を29度以上のままにしておくと法律違反になるだろ。(どちらかと言うと、暑いところで仕事をしたくない一般社員。しかも、「28℃でも暑すぎる」「26℃以下にしろ」「人権侵害だ」とも言われます。)
>
>それとも、環境省のお役人は空調機の設定温度と室温は必ず一致するとの前提で28℃と言ってるのでしょうかね?
>
>ほんと情けない話ですが、我が社これでもめているのです。
>
>どのように考えるのが妥当なのでしょう?

電気代を節約したいだけの役員は、アホとしかいえませんね。

実際に室温28℃設定(実際は30℃を超えていた)のビルで仕事をしたことがありますか。単純労働者ならいざしらず、頭を使う仕事や事務作業で28℃の設定温度(実際には30℃を超える)のところで良い仕事ができますか?ミスが多くなったり、能率が落ちるのがおちでっせ。実際に汗かきの人は用紙が手の汗で濡れていましたよ。

電気代と能率低下+ミス増を天秤にかけたらどっちが得か!よう考えん頭のない役員は今の企業にはいりません。

回答に対するお礼・補足

ご回答どうもありがとうございます。

いろいろ調べてみましたが、作業効率は室温が25℃ぐらいが一番よいみたいですね。
もちろん、そう単純な話ではなく、ISO7730にもあるように、湿度とか作業量とか着衣量とか、いろいろな要素があるみたいですが。

たしかに、節約といって室温が高くなって、作業効率が悪くなり、残業が増え、残業分電気を使用するというのはアホな話と思います。

No.23136 【A-5】

Re:設定温度以前に

2007-06-20 09:35:28 レス

 個人としては設定温度以前でしょう。

 温調施設を入れること自体が省エネでも何でもありません。
 昔は昔はと云いたくありませんが、入社した頃は扇風機もありませんでした。それでも平気で仕事をしていましたけど。

 大体、化石燃料で動く車に乗って、三種の神器あるのが当たり前の贅沢な生活をして環境を考えているなんて、前提がおかしいのでは。

 原始生活に戻れとは云いません精々トトロの時代に戻るだけでいっぱい自然がありました。精々四・五十年前です。

 目糞鼻糞、五十歩百歩、枝葉末節、色々な表現がありますが、そのような非生産的な時間を割いている会社が存続できるのですから、今はよい時代なのでしょうね。

回答に対するお礼・補足

ご回答ありがとうございます。

今日は、室温28℃で、「暑くて仕事ができない」と数人の人から言われました。

そういえば、昔はクーラーなんてなかったのに、皆それなりに生きてましたよね。

常に空調を使っている状態に慣れてしまって、もともとあるはずの身体の耐性能力が弱くなっている人が多いんでしょうね?

No.23164 【A-6】

Re:チームマイナス6%の28度の意味は?

2007-06-21 11:31:08 省エネ小僧

私は「昔は冷房無しでやっていた」と単なる根性論に走るのはどうかと思いますね。確かに私も冷房のなかった中で育った世代ですが、昔は今ほどコンクリートだらけではなく、ビルも少なく、緑も多く、建物の通気性もよく、熱を発するOA機器もなかったはずです。実際、今の東京の気温(芝生の上の日陰で計った「平均気温」ではありません)は、昔に比べて驚くほど上昇していますから、一概に現代人を根性無しと言い切るのはいかがなものかと。
・・・これは余談です。
さて以前の書き込みでも触れましたが、暑さの感じ方は、気温だけによるのではありません。人的要因としては、年齢、性別、太り具合、作業量(運動量)、服装などで違います。また環境要因も、気温の他、風の強さ、照り返し(赤外線)の量、湿度が影響します。
「暑くて仕事にならない」という文句に屈して安易に空調を強くする前に、そうした条件を変えてみることが肝要かと思いますが・・・。
冷房のせいで体温調整がしにくくなっている人は増えてるかもしれませんが、一週間から一ヶ月ほど過ごすと、再び体温調整ができるようになるという実験もあるようですから。その方が健康的ですしね。

No.23177 【A-7】

Re:チームマイナス6%の28度の意味は?

2007-06-21 20:01:24 cal

まずは、

事務所衛生基準規則
第五条の3  
事業者は、空気調和設備を設けている場合は、室の気温が十七度以上二十八度以下及び相対湿度が四十パーセント以上七十パーセント以下になるように努めなければならない。

この規則の上位法

労働安全衛生法
第一条  この法律は、労働基準法(昭和二十二年法律第四十九号)と相まつて、労働災害の防止のための危害防止基準の確立、責任体制の明確化及び自主的活動の促進の措置を講ずる等その防止に関する総合的計画的な対策を推進することにより職場における労働者の安全と健康を確保するとともに、快適な職場環境の形成を促進することを目的とする。


労働者の安全と健康、快適な職場環境、ですから、
室温は17℃〜28℃とするのがそもそもの趣旨だと思います。
温度むらがあっても、もっとも室温の高い地点で28℃にするよう『努める』べきでは?


温暖化防止、ということから考えれば冷暖房はしないのがベスト、
冷房の設定温度はなるべく上げ、暖房の設定温度はなるべく下げるのがベター。
ですが、このような規則があるため、冷房設定温度を28℃までしかあげるよう呼びかけられなかった、と昔、新聞で読んだような気がします。
京都議定書だ、温暖化だ、と騒いでいたころの新聞記事をあされば見つかるかもしれません。
興味があれば探してみたらいかがですか?
朝日か読売です。
それ以上は記憶にありません。

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