環境Q&A

No.2597 【A-1】

Re:環境問題って結局何？

2003-06-12 12:20:52 東京都 ／ サラリーマン （

私は環境問題というのは人間の問題と思います。
地球に優しくなんてことはウソです。
人間はあまりにも地球を汚してしまったので住みにくくなり、自分が気分よく住めるように軌道修正しようとしているに過ぎません。
野生動物保護といってアザラシを保護し、天然痘を撲滅するという論理がそれを証明してます。

いえ、それが悪いのではないのです。
私たち人間は自分たちが住みやすい世界を作る権利を持っていると思います。
ただ、地球のためにとか動物保護という建前では論理に破綻が来るでしょう。
私たち人間は存在するためには他の生き物を食べていかなくてはならない（全ての食品は死体です）し、エネルギーを使うのはやむを得ません。

環境問題とは人間が住みやすい世界を作り維持するということと私は割り切っています。
あなたの疑問に還元すれば、みんなが求める状態を維持するための手順・基準の合意を得て、それを破る人は排除するという社会をつくるということだと思います。

No.2599 【A-2】

Re:環境問題って結局何？

2003-06-12 14:15:06 LP （

環境問題のうち,現に汚染された区域の清掃浄化に努めるのは無償の精神に基づく奉仕活動にほかなりません。
「国境の無い医師団」が戦乱の続く地域で医療活動するのも,聖人マザーテレサが貧者の精神的救済を行うのも同じです。
戦争をなくし貧困層をなくせばそういうことも不要なのでしょうが,なくならない戦争,解消されない貧困により困っている者がいれば人間として動かずにはいられない,内面的衝動がその行動律になっています。

医師団や聖人が戦争に疑問を感じ,拡大する経済格差が新たな貧困をはびこらせるのに疑問を感じつつも無力感にさいなまれ活動をやめることはありません。

環境に対する世界・国内の取り組みの手ぬるさは疑問として感ずるのは当然であってそれを押し殺す必要は何もないと思います。

目の前の自然が貴方に救いを求めているのを感じてそれを救済したいと切に願うのであれば行動すべきで,それほどでもないと感ずるのであれば誰に強要されるべきことでもないのでやめるべきです。

医師団たちが行う活動を見て人は感動し,企業も人もそれぞれ未来の活動になんらかの形でその精神を組み入れていくでしょう。行おうとする環境活動も意味がないわけではありません。