一般財団法人環境イノベーション情報機構

環境Q&A

カーボンフットプリントの謎 

登録日: 2008年10月17日 最終回答日:2008年10月27日 エコビジネス 環境ラベル

No.29933 2008-10-17 18:32:41 ZWlba5 ronpapa

カーボンフットプリントについて社内的な立場から調査中ですが(経産省では制度化に向けての検討とパブコメ段階とのこと)技術屋ではない身で、容器表示される場合の疑問が出てきました。
単位容量当たりの表示ではなく商品個別のCO2排出量(環境負荷量)を表示する仕組みのため、消費者に対する「見える化」と商品選択に戸惑いが出てこないのだろうか?という素朴な疑問です。
300mlの容器に入った商品と、500mlの容器に入った同種の商品にそれぞれ表示されるCO2量は勿論異なりますが、小さいほうが少ないCO2表示量であることは当然です。価格も安いでしょう。
しかし、世の常として大きい容量の商品は単位容量当たりに対しては割安に設定されているものです。
単位容量当たりの価格表示はあっても、単位容量当たりのカーボンフットプリントという考え方は存在しないようです。
商品ライフサイクル全体の環境負荷を表示するわけですから、当然と云えば当然です。
消費者にとっての経済性と環境負荷の矛盾というほどの事ではないと思いますが、何かもう少し判り易い知恵と工夫がないものでしょうか?
パブコメの締め切り10/28迄には間に合わないかもしれませんが、ご意見やヒントをいただけたなら自分なりに調べてみたいと思います。
(お詫び:タイトルに「謎」と付けたことに大意はありませんが、カーボンフットプリント自体への疑問と、もっと直感的に有用なものに出来る工夫はないものかとの思いからです。)
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余談:←《余談の部分の記載は適切でないと気付きましたので、自主的に削除させていただきました。》 2008.10.21

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No.29998 【A-1】

Re:カーボンフットプリントの謎

2008-10-23 20:58:16 筑波山麓 (ZWl7b25

誰も回答しないので、回答します。私も勉強中の身なので、知識はあなたと大差ないと思います。回答があなたを満足させることができるかどうか分かりませんが、回答します。

>単位容量当たりの表示ではなく商品個別のCO2排出量(環境負荷量)を表示する仕組みのため、消費者に対する「見える化」と商品選択に戸惑いが出てこないのだろうか?という素朴な疑問です。

例えが悪いかも知れませんが、食品中の成分表示でも、g当りカロリー量、製品当りカロリー量(例:食パン1枚当り、スプーン1杯当り等々)があります。

「ronpapa」さんの言われるとおり、gあたり表示の方が客観的に考えれば合理的・科学的ですが、カロリー管理を行っている当事者にとっては、製品当り表示の方が管理しやすいです。

製品当りであっても、製品の重量が変われば、製品表示の表示値は変更されるので、「商品ライフサイクル全体の環境負荷を」実態にあった形で表示することは可能と考えます。

近年は、食品中の成分表示も「100g当り」と「製品当り」の併記が行われているものが増えております。この併記が「もう少し判り易い知恵と工夫」に該当するのではないでしょうか?

回答に対するお礼・補足

お答えありがとうございます。どなたからも回答が得られずそろそろ締め切るべきだろうかと思案してました。筑波山麓さまからのコメントが得られるとは とても嬉しく思います。
なるほど、カーボンフットプリント(以下、CFP)表示が、食品中のカロリー量表示に該当するというのは分かり易い例えをいただきました。そして、製品全体CFP値と単位当りのCFP値を併記する方法もシンプルで普及しやすい手立てのようです。

実はおかげ様で、自分の質問の下手さにも気付かせていただき、自分が何を悩ましく思っているのかを改めて再認識しました。(単なる掘り下げ不足と表現能力の欠如なのですが…)

単位当りCFP値の分母に何をもってこようかというのが次の課題となりそうです。
単に容量当りや重量当りの表現方法では、消費者の賢いエコ買い選択に繋がらないのでは…という疑問です。
(Q&Aが実務的な現実論になり過ぎるといけないのでしょうかね)
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追記:この環境EICネットQ&Aサイトでは、質問者が回答欄に書き込むことの行為の矛盾と危険性のある事についても危惧しているのですが、自作自演や発展的でない内容の場合を除いて許されると考えて、帰宅後に追加コメントさせていただく事のあることをお許し下さい。

No.30048 【A-2】

お詫びと、さらなる混沌へ(苦笑)

2008-10-27 23:29:26 ronpapa (ZWlba5

カーボンフットプリント(CFP)という方法は、地球温暖化の要因のひとつになる(と考えられている)CO2排出量の総量を、その製品のライフサイクル全体(!)を通した総量として表示しようとする仕組みですが、
(LCAの「見える化」ですが、そのLCA手法も難しくて…)
もっと誰にも分かり易い選択肢を示せる〜消費者にとって正しい商品選択が出来る〜CFPの方法について知恵と工夫がないものか…そこが疑問の出発点だったのですが、どうにも自分の持つ疑問が逆スパイラル化していきました。
嬉しい思いをした筑波山麓さまからの回答に対してご報告できる考え方がまとまりません。実務を通して、自分の持った課題を忘れることのないように心がけます。以下は言い訳けの連鎖です。

【1】単に容量当りや重量当りの表現方法では満足感が得られません。
少し実務的過ぎるかもしれませんが、ある種の製造工程と設備特性においては、製品の重量当り・容量当りのCFP値が必ずしも等比例せず、重量・体積容量に関わらず製品1個当りのCFP値が(逆転はしませんが)あまり変わらない特性を持つ場合も多く、そこのところが悩ましい現実となります。
【2】分母に金銭単位を持ってこられればいいのですが、
普遍性の無い商品市場価格の数値(割引きバーゲンや流通形態による価格差など)ではナンセンスなので困りました。
【3】次に、
結局のところ 人は物を買うときCFP表示量の多い少ないで本当に選択するのだろうか? 出来るのだろうか?、カーボンオフセットとの関係は?、まして排出権取り引きなる仕組みは何?《下記*》、それはCFP値への反映を許されてしまうのか?(これはパブコメ中なのでしょうが)

などという、一企業人としては不毛な疑問へとスパイラル・ダウン(?)しそうになってきましたので、この質問スレッドはここで閉じるべきかもしれません。
ただ私一個人として(長くても1か月後の自動〆切りまで)しばらくこのままにさせて頂くかもしれない無作法をお許し下さい。

* 昨年度における排出量取り引き単価の平均値はt当たり@1250円だったそうです。一桁間違えているのではないかと思いましたが。
『排出権』の正しい理解と対応方法を社内で上申することも先々仕事の課題になりそうです。頭の痛いことです。

回答に対するお礼・補足

意図せずにルール&マナー違反とガイドライン抵触に近い結果となってしまっている事を恥じて お詫び申し上げます。
よって前言を撤回し、数日後には当該スレッドを自ら閉じさせていただくこととします。

最後に追加ご報告です。
■とりあえず締切日の直前に経産省のパブコメに意見具申を投函させていただきました。(疑問は疑問のままとして正直に…)
■同業業種の欧州製造者機構(業界団体連合会や○○○協会と同等のものですが)のサイトの存在を知り(本当はLCAの国際基準値となるものが載っていないか調べるのが目的だったのですが)CFPに関する見解書の掲載を目にしました。翻訳ソフトの助けで解読すると、私の疑問に近い意見表明内容であることを知りました。(結局、調査目的は果たせませんでしたが)
政府機構以外では、同じように発想する人達や団体もあるのですね。

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