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環境Q&A

co2削減の商品・パンフへの記載について。 

登録日: 2009年07月28日 最終回答日:2009年08月19日 エコビジネス LCA

No.32897 2009-07-28 11:19:44 ZWlc820 環境幸太郎

 当社でも、CO2(GHG)削減効果をうたった商品の販売を検討しているのですが(simple LCAを利用予定)
 商品に添付するのに際し、検証・認証する機関等はあるのでしょうか?各社自社で計算された結果を記載されている場合がありますが、信憑性はあるものなのでしょうか?

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No.32899 【A-1】

Re:co2削減の商品・パンフへの記載について。

2009-07-28 14:25:07 Dr.ゴミスキー (ZWl651d

 自身で御社の検討内容をどの様に認識しているのでしょうか。それが解になるかもです。

 環境省や研究機関からも一定の考え方が示されている模様ですが、発展途上状態です。

回答に対するお礼・補足

 ご返信ありがとうございます。
 ISO14040に沿ったソフトを利用はしておりますが、数値において体外的に整合性が取れているかは微妙です。
 ただ、堂々と○○%削減していますとうたっている企業もあるので、記載したい所ではあります。

No.32901 【A-2】

言うは易し行うは難し

2009-07-28 20:36:58 todoroki (ZWl7727

Dr.ゴミスキーさんも言われたように、
御社が何を、どのように言いたいかによります。
ちなみに御社は何を生業にされている企業で、
何のCO2削減を謳いたいのでしょうか?
何の、とは、
・ある(特定の)商品,製品 なのか
・ある(特定の)サービス  なのか
・企業活動全体       なのか
ということなのですが。

もしよろしければ、なるべく毎日見るようにしますので、
少しずつ対話形式でいきませんか?

回答に対するお礼・補足

レスが遅れ大変申し訳ありませんでした。

みなさんも、LCAの計算方法について考え方が色々あるようですね。
とても参考になりました。

現在、当社で検討している商品については、
(wikiより転載)
製造、輸送、販売、使用、廃棄、再利用まで各段階での環境負荷を明らかにし、
代替製品や新製品の環境負荷を既存の製品と比較し、より環境負荷の少ない事を
具体的数値を商品に記載するつもりです。

 そこで問題点は、以下の2点あります。

@ 実際の製造実績 = 見積もり製造工程では無い。
  LCAの計算は、見積もりベースになってしまいます。
  パッケージング時には数値が印刷されているため、
  製作前から決定するしか方法がありません。

A LCAの計算のよりどころとしている数値が、社内調査
  によるものです。

 正直何も考えていないユーザーなら環境に良いんだなと思って
 くれますが、よくよく考えてみると根拠となる数値を製作側が
 どうとでもいじれるものなのでこんなのでいいのか?
 と思ってしまいます。

No.32910 【A-3】

Re: CO2削減の商品・パンフへの記載について。

2009-07-29 17:37:44 ronpapa (ZWlba5

私も今まさにCO2、CFP、PCR、LCAに頭を悩ませている立場です。
- 第三者としての検証をする機関や企業はあります。
- 但し、公的な認証についてはDr.ゴミスキーさんのおっしゃる『発展途上状態』のようです。→追記:失礼、公益法人による認証を得ることは可能になりつつあるようです。

先のA-2.でtodorokiさんが
『少しずつ対話形式でいきませんか?』と質問者の方に投げかけられました。
とても大切で温かい配慮だと思います。
質問者の方にとって可能な範囲での対話を進めていただければ…と希望します。

いささかならずの疑問を持ちつつもCFPの為のPCR基準の原案作りに参画しなくてはならない身で、todorokiさんがA-2.のタイトルで表現された『言うは易し行なうは難し』を痛感しているからです。業種の違いによっては、あまりお役に立つ経験情報は提供できなくても、一緒に考える事はできると思います。

環境幸太郎さんが『…数値において対外的に整合性が取れているかは微妙です』と感じておられる事が大切な出発点のように思います。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――
【追記】2009/08/04 11:00
todoroki様。 すでにお分かりのこととは思いますが、
質問者の方から(多分、昨日か一昨日)A-4.に返信書き込みされた後、
全く同じ内容を(昨晩か本日)todorokiさんのA-2.レス返信欄に転載しておられます。
私自身もtodorokiさんに失礼があったのではないかと反省しております。お許し下さい。

環境幸太郎様。
自分自身では修正・削除が出来なくなった記載内容については、画面左下の「ご意見・ご要望フォーム」による管理者宛てメール連絡によって依頼することが出来る場合もあるようです。(誤って空白欄も多過ぎるようですが、A-4.返信欄の内容削除を依頼されても構いません。)

No.32930 【A-4】

LCA(LCI)をCO2削減効果の検証手段にされることは正しい選択だと思います

2009-07-31 14:26:20 ronpapa (ZWlba5

A-2.に対するご返事がないと先に進まないのですが…。 毎日チェックしておられるtodorokiさんを差し置いて追加記載する失礼をお許し下さい。(回答者にとって質問者への連絡手段は、EICネット事務局から送信される回答通知メールしか手段がありませんので…。) しかし、回答者に対する返信メール案内サービス機能はありません。ですから、対話形式や意見交換スタイルのスレッドとなる場合には、参加者自身が時々覗いてみるしか手段がない不便さがあります。 この事を質問者の方はご存知ないまま返信が無い状況も想定されますので、それを知っていただきたい気持ちも含めて追加レスします。

もうひとつの質問事項について
『各社自社で計算された結果を記載されている場合がありますが、信憑性はあるものなのでしょうか?』については、
- LCAの上流域と下流域から持ち込む原単位数値の出所によっても左右されるでしょうし、それ以前の問題として、比較検証されたいLCAシナリオの組み立て方によっても異なってくると思います。
- ご自分の(自社の工程プロセス内だけでの)数値変化を比較検証するだけで(限られた範囲内での)『CO2(GHG)削減効果をうたった商品』と出来る形態のものであれば、カーボンフットプリント(CFP)のような商流全域の数値を検証する必要はなくなるようにも思います。
- しかし、これとても難しいことのように思います。自社内の一部の変化がライフサイクル全体の変化に繋がらない事例もあり得ないと思うからです。(以上の事からも、対象が製造品なのか、サービスなのか、企業活動なのか・・・・を知った上でコメントしなくてはならず、場合によっては、使用する原単位数値の出所も選ばなくてはならなくなると思われます。いずれ統一されるかもしれませんが。)

環境幸太郎さんがLCAをCO2削減効果の検証手段にされることについては間違いなく正しい選択だと思います。

回答に対するお礼・補足

レスが遅れ大変申し訳ありませんでした。

みなさんも、LCAの計算方法について考え方が色々あるようですね。
とても参考になりました。

現在、当社で検討している商品については、
(wikiより転載)
製造、輸送、販売、使用、廃棄、再利用まで各段階での環境負荷を明らかにし、
代替製品や新製品の環境負荷を既存の製品と比較し、より環境負荷の少ない事を
具体的数値を商品に記載するつもりです。

 そこで問題点は、以下の2点あります。

@ 実際の製造実績 = 見積もり製造工程では無い。
  LCAの計算は、見積もりベースになってしまいます。
  パッケージング時には数値が印刷されているため、
  製作前から決定するしか方法がありません。

A LCAの計算のよりどころとしている数値が、社内調査
  によるものです。

 正直何も考えていないユーザーなら環境に良いんだなと思って
 くれますが、よくよく考えてみると根拠となる数値を製作側が
 どうとでもいじれるものなのでこんなのでいいのか?
 と思ってしまいます。




 
 





















No.32972 【A-5】

少しずつと言ったのは

2009-08-04 19:43:41 todoroki (ZWl7727

LCAの計算方法について考え方が色々あるのはその通りです。
また、ronpapaさんが、
「環境幸太郎さんがLCAをCO2削減効果の検証手段にされる
ことについては間違いなく正しい選択だと思います。」
と書かれていることにも賛成です。
とはいいつつ「カーボンフットプリント」や「エコラベル タイプ-V」のように、
商品に記載する場合は、「公平性」「客観性」「透明性」、
そして「具体性(定量性といった方がいいかな)」が重要です。
もちろん御社にとっての、ではありませんよ。
消費者にとっての、です。

さて、環境幸太郎さんのおっしゃる問題点@,Aの前に、
逆にこちらから教えていただきたいことが2点あります。
お答えによっては、御社製品のLCAが画餅に帰すことがあるからです。

(逆に質問します@)
そもそも御社の商品は、乗用車 ,家電 ,パソコン などのように、
直接消費者に渡る商品なのでしょうか?
それとも原材料や素材,自動車部品,パソコン内の電子部品などのように、
直接消費者に渡るまでに他社の工場を経たり、
直接消費者に渡る商品の一部となるのでしょうか?

(逆に質問しますA)
具体的商品名を聞くつもりはないですが、
御社の製品の業界で、
既に「カーボンフットプリント」や「エコラベル タイプ-V」を
発表していらっしゃる他社製品はありますか?
また業界団体内で「カーボンフットプリント」や「エコラベル タイプ-V」を
定量的に出してもよいというコンセンサスは取れていますか?

この2点を「返信」で教えてください。
(「お礼」などと仰々しく書いてありますが、私は「返信」だと思っているので)
************************************************************************
A-2に対して返信をいっぱい書いてくださいましたが、
すべてを早急に申し上げることはできません。
こういうことを少しずつ聞きたかったのです。
お盆休みも近いことですし。

またA-2とA-4に対する返信が同じ文章なのを、
ronpapaさんが気にされていますが、
私は気にならないので、環境幸太郎さんとronpapaさんがよろしければ、
このままでいいんじゃないですか?

昨夜に限って見るのを忘れていました。
日曜日までは「月曜日に消そう」と思っていたのですが。
消さなくてよかった・・・

No.33101 【A-6】

その後、いかがですか?

2009-08-19 11:37:37 ronpapa (ZWlba5

(2009/08/25現在まで返信が無いままなので全文修正しての補足情報とします)

〔紹介〕
http://www.cfp-japan.jp/
↑国内カーボンフットプリント制度の試行事業計画サイトです。

〔質問者の追伸@に対して〕
やはり、実証データに基づくものとすべきように思います。
見積り試算方式が可能かどうかについては知見がありません。

〔追伸Aに対して〕
上記に紹介のCFP制度用の原単位データ表も参考のひとつになりますし(まだ変な部分も見受けられますが)、当Q&Aサイトの過去レスも参考になりませんか。

〔補足〕
やはり、LCA手法に基づく第三者認証又は検証を付けることが有効策であり必要になりつつあると思います。

〔私見〕
CO2□□□やカーボン□□□と称される取り組みやビジネスに対しては、軽々に妄信せず、それぞれの仕事や社会的立場と考えに基づいて理解・判断するのが賢明と思っています。
カーボン・ビジネスについては、消費社会構造の中での販促ツールにしかならない懼れも感じるからで、社会と生活の仕組みや教育と価値観の変革に取り組まないでは、いずれ環境バブルもはじける時がくるように思います。

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