環境Q&A

　古い波形スレートの倉庫から７０ｍ離れた土地を住宅用に購入するか迷っています。行政的には「非飛散性」だから飛散しないと説明されますが、ネット上では意見百出です。不安のタネは『ノーモアアスベスト』という本の、�@旧西ドイツで波形スレート1�uあたり１時間あたり最大1億本のアスベスト繊維が飛散との紹介記事。�A西オーストラリアで波形スレート屋根の学校卒業生と教職員にアスベスト疾患が多発との記事です。
　不安を否定する意見は、�@セメントの風化で自由になったアスベスト繊維の多くは雨に流されるだろう。�Aクリソタイルは互いに絡まって太いまま落下するだろうなどです。
　私は健康被害を及ぼすほど飛散すれば波形スレートは数年で風化消滅するような気がします。例えば、波形スレートが５０年で風化消滅するとしても、アスベスト含有率１０％で、アスベスト１ｍｇの繊維数は３×１０の七乗本（旧クボタ工場周辺疫学評価の論文から拝借）、自由になったアスベスト繊維の１０％が飛散すると仮定すれば、１秒当たりのアスベスト飛散は７４０本／�uで、直近のアスベスト繊維濃度は０．７４本／Ｌくらいかと試算されます。ただし、そのあと７０ｍ先で何倍に拡散希釈されるかはメドもつきません。
　上の仮定が少しはまともかどうか。広く波形スレートや化粧スレートやセキスイかわらＵからの住宅地へのアスベスト飛散についてご意見を賜りたくお願いいたします。実際の測定データがあれば一番ありがたいのですが…。どうぞよろしくお願いいたします。