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環境Q&A

排ガス中のダスト濃度の測定法について 

登録日: 2014年08月31日 最終回答日:2014年09月29日 大気環境 大気汚染

No.39840 2014-08-31 19:21:45 ZWlf110 オサム

JIS Z8808 2013排ガス中のダスト濃度の測定方法の中で、1000L吸引して下限を決定すると規定されています。
 JIS改正の説明会資料の中でも、「1000L吸引しなければ下限
と称してはならない」と記載されている物をみつけましたが、この
1000Lというのはどのような経緯で決定されたものでしょうか。
 大変基本的な質問で申し訳ありませんが、御教示お願いいたします。

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No.39847 【A-1】

Re:排ガス中のダスト濃度の測定法について

2014-09-05 20:25:31 火鼠 (ZWl8329

>JIS Z8808 2013排ガス中のダスト濃度の測定方法の中で、1000L吸引して下限を決定すると規定されています。
> JIS改正の説明会資料の中でも、「1000L吸引しなければ下限
>と称してはならない」と記載されている物をみつけましたが、この
>1000Lというのはどのような経緯で決定されたものでしょうか。
> 大変基本的な質問で申し訳ありませんが、御教示お願いいたします。
>なんも知らない者から、一言。排ガスの基準ってみんな㎥ですよね?
それって1000Lですよね。だから1000L吸引しないと下限はでないなんでおかしいですよね〜容量の限界値と、質量の限界値違うし〜質量って一番精度いいのではないでしょうか?排ガスは、温度の変化でめちゃくちゃ変わるし、水分量で、重量も変化します。
だから、下限が変わるのは、当たり前で、1000L引かないと下限がどうのこうのは意味不明では?1000L引こうが引くまいが下限は、かわるのではないでしょうか?分析屋の論理と法律屋の論理のぶつかりあいかな?

No.39865 【A-2】

Re:排ガス中のダスト濃度の測定法について

2014-09-29 20:24:51 筑波山麓 (ZWl7b25

久しぶりです。見ておられる皆様にも分かるように回答したいと思います。

まず、JIS Z8808 2013 の本文を掲示します。
http://kikakurui.com/z8/Z8808-2013-01.html

本文の30頁、10.4 ダスト試料の採取、c)項に
「なお,それでも十分な排ガス量の吸引が困難で,標準状態における乾きガス量として 1 000 L 以上の排ガスを吸引してもダスト捕集量が次の 1)又は 2)に満たない場合は,濃度の計算は次のようにする。
トラベルブランク値の 5 倍の値をダスト捕集量としてダスト濃度を計算し,その値を検出下限値とする。実試料におけるダスト捕集量がトラベルブランク値の 5 倍以下の場合は,ダスト濃度は検出下限値以下とする。」とあります。

したがって、「標準状態における乾きガス量として 1 000 L 以上の排ガスを吸引してもダスト捕集量が次の 1)又は 2)に満たない場合は」文面とおりに計算すればよろしいのではないでしょうか?

以上です。もし、不明な点があれば再度お聞きください。

私事ですが、私どもの「再生可能エネルギー」業務(活躍)がマイナーではありますが、新聞ほぼ1頁全面に掲載されました。知人よりコピーを渡されてうれしく思っておるところです。また、ネットワーク会員もほぼ1,000人を超えて順調に全国に広がっており、会員の皆様からいろいろなご質問をいただくようになりながらも時間的に余裕が出てまいりました。

今後も、時間が許されれば、回答に復帰していきたいと思っております。

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