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環境Q&A

カネミ油症の原因物質であるライスオイルは、どこに捨てたのでしょうか? 

登録日: 2015年12月03日 最終回答日:2015年12月20日 健康・化学物質 公害予防/被害

No.40236 2015-12-03 06:45:00 ZWl1b6 油症被害者救済

カネミ油症の損害賠償を求めた訴訟で、時効により患者側が敗訴が確定したことは、とても残念なことだと思います。
さて、カネミ油症の原因物質であるライスオイルは、どこに捨てたのでしょうか?
海や畑に捨てたという話を聞きますが、具体的に土壌汚染や底質汚染を確認できれば、カネミ油症被害者認定の具体的な判断資料になるかも知れません。
カネミ油症被害者救済のため、ライスオイルを何処に捨てたのかをご存知の方がいらっしゃいましたら、お教えくださいますようお願いします。

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No.40260 【A-1】

Re:カネミ油症の原因物質であるライスオイルは、どこに捨てたのでしょうか?

2015-12-20 10:35:35 大阪府 / 油症被害者救済 (ZWl1b6

少し、自分でも探してみました。
「回復への祈り‐カネミ40年記念誌‐」と言う本の
第2章 被害者の証言より
http://www.yusho.hosp.kyushu-u.ac.jp/about/pdf/20141119_data.pdf
この49ページに以下の記載があります。

『問題のカネミ油を買ったのは、昭和43年頃だった思います。安くて良い油があるときいて〇〇商店から一斗缶で購入(中略)
しかし、昭和43年8月頃、〇〇で米穀の販売業を経営していた叔父から、この油は悪い油らしいから食べてはいけないと注意を受け、びっくりして残った油を缶ごと一緒に屋外に捨ててしまいました。残った油は4升ぐらいで、家族で6升ものカネミ油を食べたことになります。
 その原因で、私たちは全身的な障害を受け、(以下略)』
との記載があります。

昭和43年ごろに、油を捨てるとなると川や海、山ぐらいだろうと思います。もし、土壌や底質に含まれる当時のカネミ油を分析することができれば、ロットごとに異なるカネミ油の毒性組成が明らかになり、認定されない患者に対する新たな知見が分かるかも知れません。

他に、ご存知の方がいらっしゃいましたらお教え頂きますようお願いします。

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