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環境Q&A

土壌汚染範囲確定のための分析深度 

登録日: 2019年07月20日 最終回答日:2019年07月24日 水・土壌環境 地下水/土壌汚染

No.41407 2019-07-20 13:16:36 ZWlfb45 環境勉強中

はじめまして
土壌汚染対策法に基づく調査及び措置に関するガイドライン(改訂第3版)について、質問です。
地歴調査で人為汚染が原因であった場合、平面における試料採取ならびに深度方向の試料採取を行い、汚染範囲を確定させます。
その際に、現況地盤からのみの汚染が考えられる前提で、例えば表部・1.0m・2.0mで汚染が確認され、3.0m、4.0mで汚染が確認されなかった場合、対策範囲はG.L.-3.0mで以深の深度は分析を行わなくてもよいのでしょうか。以前の土対法ガイドラインでは明確にしなくてよいと書かれていたのですが、今回のガイドラインではそのあたりがよく分かりません。
また参考までに、自然由来とか埋立地に関する調査の場合は、10mまでは分析を原則実施するという考え方でよろしいでしょうか。
対象物質毎に違いが有るようなら、それも併せてご教示いただければと思います。宜しくお願いします。

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No.41413 【A-2】

Re:土壌汚染範囲確定のための分析深度

2019-07-24 19:42:02 技術者 (ZWl6c34

また参考までに、自然由来とか埋立地に関する調査の場合は、10mまでは分析を原則実施するという考え方でよろしいでしょうか。
対象物質毎に違いが有るようなら、それも併せてご教示いただければと思います。宜しくお願いします。

自然由来の汚染のおそれがある地層の採取 ガイドライン P295抜粋
・土壌汚染のおそれがある自然地層の位置が明らかでない場合
→表層及び5pから50pまでの混合した土壌
 深さ1mから10mまでの1mごとの土壌
・土壌汚染のおそれがある自然地層の位置が明らかな場合
→当該地層内に含まれる深さ1mごとの土壌
・地層すべてが自然由来のおそれが認められる地層
→最大形質変更深さのうち対象地内の最大深さ+1mまでの1mごとの土壌

水面埋立て土砂由来調査
→埋立層等の位置が明らかである場合は当該範囲内の土壌を採取する。
明らかでない場合は表層及び深さ1mから10mまでの1mごとの土壌 帯水層の底面がある場合は、帯水層底面までとする。



No.41411 【A-1】

Re:土壌汚染範囲確定のための分析深度

2019-07-23 20:36:10 技術者 (ZWl6c34


土壌汚染対策法に基づく調査及び措置に関するガイドライン(改訂第3版)について、質問です。
地歴調査で人為汚染が原因であった場合、平面における試料採取ならびに深度方向の試料採取を行い、汚染範囲を確定させます。
その際に、現況地盤からのみの汚染が考えられる前提で、例えば表部・1.0m・2.0mで汚染が確認され、3.0m、4.0mで汚染が確認されなかった場合、対策範囲はG.L.-3.0mで以深の深度は分析を行わなくてもよいのでしょうか。以前の土対法ガイドラインでは明確にしなくてよいと書かれていたのですが、今回のガイドラインではそのあたりがよく分かりません。

土対法ガイドラインのP434-P436から判断すると、既往調査事例等から合理的に設定した場合(地層境界等)には、3m,4m基準適合なので、それ以深の分析は行わなくてよいことになる。
つまり、連続2深度以上で基準適合が確認できれば、10m以内でもボーリングを終了することができる。ただし、終了深度以深に汚染がないことが明らかであることが前提である。

ガイドライン一部抜粋
「ほかの地点で実施された調査の結果から基準不適合土壌の深さが推定できる場合は、当該深さまでの詳細調査とすることが可能である。」

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