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福島第一原発事故 環境用語

作成日 | 2012.05.16  更新日 | 2012.05.16

福島第一原発事故

フクシマダイイチゲンパツジコ   【英】The Crisis at the Fukushima No.1 Nuclear Power Plant  [同義]東京電力・福島第一原子力発電所事故 

解説

2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震と津波により東京電力の福島第一原子力発電所で起きた水素爆発等の一連の原子力事故であり、国際原子力事象評価尺度(INES)評価において最悪のレベル7(深刻な事故)に分類される。事故により一般環境に放出された放射性物質によって大気、水、土壌環境が広域にわたって汚染されるという、未曾有の環境問題が引き起こされた。福島第一原発から半径20km圏内の地域が「警戒区域」に、半径20km圏外の一部の地域が「計画的避難区域」などに指定され、約11万人の住民が避難生活を余儀なくされた。野菜や原乳、水道から暫定指針値を超える放射性物質が検出されて出荷制限等の措置が行われるなど、国民生活や地域の産業活動に深刻な影響を与えた。また、放射性物質により汚染された廃棄物の処理や土壌等の除染等の対応が喫緊の大きな課題となっており、放射性物質汚染対処特措法(2011)に基づく取組みが進められている。

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