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ウォーレス線 環境用語

作成日 | 2003.09.10  更新日 | 2014.11.25

ウォーレス線

ウォーレスセン   【英】Wallace’s Line  

解説

地球上の6つの動物地理区のうち、東洋区とオーストラリア区とを分ける重要な生物地理上の境界線。イギリスの博物学者A. R. ウォーレス(1823-1913)が指摘したことから命名された。バリ島とロンボク島の間にあるロンボク海峡からカリマンタン島とスラウェシ島の間に位置するマカッサル海峡を経てミンダナオ島の南へと引かれている。

この線より西は東洋区に属しインドシナ半島やインド亜大陸との類縁性が高いが、東はオーストラリア区に属しニューギニア島やオーストラリア大陸との類縁性が高い。その後の知見の蓄積により、ウォーレス線の一部を修正する新ウォーレス線や、ウォーレス線と並行するウェーバー線などが提唱されている。

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