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エネルギーミックス 環境用語

作成日 | 2017.07.18  更新日 | 2017.07.18

エネルギーミックス

エネルギーミックス   【英】energy mix of power sources  

解説

電源となる様々なエネルギー源の全電源に対する割合のこと。電源構成。従来よりエネルギー政策の根幹をなすものとして、「安全・安定供給、経済効率性、環境適合性」の観点から最適な組み合わせを追及するものとされ、2011年に起こった東日本大震災と福島の原発事故以前では、石油、石炭、天然ガス等の化石燃料と原子力発電が主な構成要素となっていた。しかしながら、原発事故で日本の原子力発電所は一時すべてが停止に至ったこともあり、日本は従来のエネルギーミックスの考え方の再考を迫られ、2015年7月に「長期エネルギー需給見通し」として2030年を目標年とした新たなエネルギーミックスの目標を定めた。

一方で、深刻化する気候変動問題を背景に、世界的な再生可能エネルギーの普及と技術の向上・コストの低減が進んできており、原子力発電についても、事故の可能性や最終処分場のコストの上昇も懸念されており、エネルギーミックスをめぐる状況は大きく変わりつつあり、将来的にどのようなエネルギーミックスが望ましいのかということについても議論が続いている。(2017年2月作成)

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