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ディーゼル排気微粒子 環境用語

作成日 | 2003.09.12  更新日 | 2009.10.14

ディーゼル排気微粒子

ディーゼルハイキビリュウシ   【英】Diesel Emitted Particulate  [略]DEP  

解説

ディーゼルエンジンから排出される微粒子で、DEPとも略称される。「ディーゼル排気粒子」と呼ばれることもある。ベンツピレンなどの発ガン性物質が含まれ、それに加えてぜん息などのアレルギー疾患との関係も指摘されている。炭素と灰分から成る固体粒子の集合であり、未燃燃料、潤滑油、不完全燃焼生成物、熱分解生成物などが含まれる。また、燃料中の硫黄分の一部がSO3まで酸化して硫酸や硫酸塩の形で粒子状物質の中に存在している。その質量の大部分は粒径0.1-0.3μmの範囲にある。

2002年3月の「ディーゼル排気微粒子リスク評価検討会平成13年度報告」によれば、健康リスクの評価のまとめとして、「これまでの知見を総合的に判断して、ディーゼル排気微粒子の人に対する発がん性は強く示唆されていると考える。」と結論づけられている。

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