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ムニンノボタン 環境用語

作成日 | 2003.09.10  更新日 | 2009.10.15

ムニンノボタン

ムニンノボタン   【英】Melastoma Tetramerum  

解説

ノボタン科の常緑低木で高さ約1m。小笠原父島の固有種。母島に分布する5枚花弁のハハジマノボタンに近縁とされる。葉は長だ円形で長さ3-8cm。両面脈上に褐色毛が生える。花は白色、花弁は4枚である。花期は8月頃、果期は11月頃。

道路工事の影響などによって個体数が激減した。1983年に最後の1株と思われていた個体からの増殖が東京大学小石川植物園においてはじめられ、挿し木や実生からの増殖に成功し、父島の自生地への植え戻しにも成功している。その後1993年に父島で新たな野生群落が発見された。そこでは薄ピンク色で5枚花弁のハハジマノボタンに似た形質の発現もみられる。環境省のレッドデータブックでは絶滅危惧IA類(CR)とされている。

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