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亜高山帯針葉樹林 環境用語

作成日 | 2003.09.10  更新日 | 2009.10.14

亜高山帯針葉樹林

アコウザンタイシンヨウジュリン   【英】Subalpine Coniferous Forest  

解説

亜高山帯の代表的な植生。中部日本では標高1,500m以上、東北地方では1,000m-1,400m、北海道では標高0mから成立する。西日本でみられるのは、紀伊半島と四国の最高峰の頂上付近のみで、愛媛県石鎚山(1,982m)が南限

北海道ではトドマツ、エゾマツ、アカエゾマツ、本州と四国ではシラビソ、オオシラビソ、トウヒ、コメツガ、クロベなどで構成される。これら数種の高木が樹冠を密に占め、林床は暗い。針葉樹の落葉は樹脂が多く、気温も低いため土壌動物に分解されにくく、未分解の粗腐植が厚く堆積する。粗腐植が分解されると土壌は酸性化するため、林床には、コケ類、地衣類、シダ類など酸性の土壌に適した植物が生育している。

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