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国際開発金融機関 環境用語

作成日 | 2003.09.12  更新日 | 2009.10.15

国際開発金融機関

コクサイカイハツキンユキカン   【英】Multilateral Development Banks  [略]MDBs  

解説

開発途上国あるいは開発プロジェクトに対して、財政支援や経済・社会活動に関する専門的な助言を提供する諸機関を総称するもの。一般的には、国際開発協会(The International Development Association, IDA)や国際金融公社(The International Finance Corporation, IFC)などを含めた世界銀行グループ(The World Bank Group)と、アフリカ開発銀行(AfDB)、アジア開発銀行(ADB)、欧州復興開発銀行(EBRD)、米州開発銀行グループ(IDB)の4地域開発銀行グループを含めて指している。またこれ以外の国際農業開発基金(IFAD)やイスラム開発銀行(IDB)など途上国に資金や基金を提供する金融機関を含めることもあるが、一般にはこれらは「他の多国間金融機関(MFI)」と呼ばれ、区別されることが多い。

農業、工業、資源エネルギー開発やインフラ整備など、自然環境にも大きな影響を及ぼす分野で融資が行われるが、ブラジルのアマゾン地域の開発やダム建設事業に対する世銀の融資などをめぐって環境NGOなどから厳しい非難を浴びたことから、環境配慮に積極的に取り組むようになってきている。

なお、開発援助には、特定の途上国に直接行う二国間援助(バイの援助)と、国際開発金融機関等への出資・拠出を通じて行う多国間援助(マルチの援助)がある。

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