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臭気強度 環境用語

作成日 | 2003.09.12  更新日 | 2009.10.14

臭気強度

シュウキキョウド   【英】Odor Intensity  

解説

人の嗅覚は、一定の濃度以下では臭いを感知しない(臭気強度0)、臭いを知覚する(臭気強度1。閾値、あるいは検知閾値と呼ばれる。パネルメンバーの50%が臭いを知覚するレベル。)、何の臭いかがわかる(臭気強度2。認知閾値とも呼ばれる。)、容易に感ずる(臭気強度3)、強く感じる(臭気強度4)、非常に強く感じる(臭気強度5)、という6段階に嗅ぎ分けることができるとされている。これを「6段階臭気強度表示法」と呼んでいる。

臭いに対する感覚強度は、聴覚などの他の感覚と同様に、刺激の強さの対数に比例するとするWeber-Fechnerの法則に従うことが知られているが、悪臭の原因となる物質の濃度とこの臭気強度との関係について調香師による判定結果が得られており、それによるとほぼ同法則に従う関係が得られている。

悪臭防止法による特定悪臭物質の規制については、臭気強度2.5、同3.5に相当する特定悪臭物質の濃度または臭気指数をもとに、都道府県知事が規制基準として定めることのできる範囲として定めている。この「臭気強度」の他に、代表的な臭い・悪臭の評価方法としては『臭気濃度』、『快不快度』がある。

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