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適応放散 環境用語

作成日 | 2003.09.10  更新日 | 2019.07.08

適応放散

テキオウホウサン   【英】Adaptive Radiation  

解説

起源を同一にする生物群が、種々の異なる環境に最も適した生理的または形態的な分化を起こして、多くの系統に分かれること。現在の地球上に多様な種が見られるのは、長い間の適応放散の結果である。

生活場所では地上、地下、樹上、空中、水中などに、食性では肉食性、虫食性、植食性などに、時間的には昼行性、夜行性への放散がある。

例えば、オーストラリア大陸では有袋類が種々の異なる環境へと放散し、現在約140種が生息している。コアラ(樹上性、植食性、夜行性)、タスマニアデビル(地上性、肉食性、夜行性)、フクロアリクイ(地上性、虫食性、昼行性)などがその一例である。

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