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蓄電池 環境用語

作成日 | 2018.11.13  更新日 | 2018.11.14

蓄電池

チクデンチ   【英】Storage Battery  [同義]2次電池  バッテリー 

解説

充電と放電を繰り返し行うことができる電池のこと。電気エネルギーを化学エネルギーに変えてたくわえ、必要に応じて電気エネルギーとして取り出せる構造になっている。

蓄電池には多くの種類があるが、実用電池として重要なものには、(1)電解液が硫酸水溶液の蓄電池、(2)アルカリ蓄電池とよばれるニッケルカドミウム蓄電池、(3)水素吸蔵合金を用いるニッケル水素蓄電池、(4)リチウムを負極活物質に用いるリチウムイオン二次電池などがある。

蓄電池用途の大部分は自動車の起動用であり、歴史も古く、経済性に優れ、信頼性が高い。

ニッケル水素蓄電池は、環境問題からニッケルカドミウム蓄電池に代わって使用されるようになった。高エネルギー密度で高率放電特性がよく、小形電子機器用の電源としてだけでなく、電気自動車やハイブリッド・カーをはじめ、電動アシスト自転車、コードレス掃除機、電動工具など高出力を必要とする分野で使用されている。

リチウムイオン二次電池は、ニッケル水素蓄電池に比べ高価だが、電池電圧が3.0ボルト以上と高く、高エネルギー密度の小形密閉形電池としてノートパソコンや携帯電話、携帯情報端末などに用いられ、生産が拡大している。また、電気自動車やハイブリッド・カー用としての研究・開発が活発に行われている。(2018年5月作成)

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