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バイオマス燃焼 環境用語

作成日 | 2021.09.21  更新日 | 2021.09.22

バイオマス燃焼

バイオマスネンショウ   【英】Biomass Burning, Biomass Combustion  [同義]バイオマス火災 

解説

一般的には、動植物など生物から作り出される有機性のエネルギー資源(バイオマス)を燃焼することであるが、狭義には、森林、草地、泥炭などの火災の総称として、世界的に使われ始めている表現でもあり、「バイオマス火災」とも呼ばれる。

地球温暖化防止の観点から、化石燃料に代えて、木質や汚泥、生ごみなどのバイオマスを燃料とした発電や暖房などが注目されている。

一方で、気候変動による乾燥化、森林開発に伴う伐採跡地の残滓処分のための火入れなどにより、熱帯林タイガなど北方林での森林火災が世界的広範囲に起きている。このバイオマス燃焼(バイオマス火災)では、地表の森林だけではなく、地中の泥炭も燃焼され、固定されていた大量の炭素が放出されることから、地球温暖化への影響も大きい。特に地中の泥炭層の燃焼は、消火も地表以上に困難であり、数年にわたり燃え続ける例もある。(2021年8月作成)

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