一般財団法人環境イノベーション情報機構
EU、犬猫の福祉向上・追跡強化に関する規則を正式採択
【環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2026.06.09 【情報源】/2026.05.22 発表
EU理事会は、域内における犬猫の福祉とトレーサビリティー(追跡可能性)の向上を図るための規則を正式に採択した(注)。同規則は、犬猫の福祉、繁殖、個体識別、トレーサビリティーについて初のEU統一基準を定めている。
域内で犬猫の販売・流通等を行うブリーダーや販売業者、保護施設、オンラインプラットフォームに共通の要件を導入するほか、域内で販売・流通等される又は飼育される犬猫(個人による飼育を含む)の個体識別と登録を段階的に義務付ける。
また、犬猫の違法取引や無責任な繁殖慣行、オンライン販売の拡大といった懸念に対処する内容となっており、取引の透明性向上と不正・違法行為への効果的な対処も期待されるという。
規則の骨子
・繁殖、飼育環境、取扱い、獣医ケアについてより厳しい動物福祉要件を適用する。
・極端な体形上の特徴がある犬猫の競技会や展示会等への参加を認めない。
・犬猫のオンライン広告に個体識別情報の掲載を義務付ける。
・第三国からの輸入にもEUと同等のトレーサビリティーと福祉基準を求める。
・取締りや越境協力を強化する。
(注)EU理事会と欧州議会は2025年11月、規則案に暫定合意していた。同規則はEU官報掲載の20日後に発効するが、一部の規定については移行期間が設けられている。
【EU理事会】