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環境ニュース[海外]

ドイツ 再生可能エネルギー拡大の雇用効果に関する研究報告書が完成

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2006.09.25 【情報源】ドイツ/2006.09.12 発表

 ドイツ連邦環境省は、9月12日、研究報告書「再生可能エネルギー:雇用効果〜国内雇用市場への再生可能エネルギー拡大の効果〜」の完成を発表した。この研究は、環境省の委託を受け過去2年にわたり、ドイツ経済研究所(DIW)、ドイツ航空宇宙センター(DLR)、経済構造研究所(GWS)、バーデンヴュルテンベルク太陽エネルギー水素研究所(ZSW)が共同で実施したものである。概要は以下のとおり。
●2004年の再生可能エネルギー業界における雇用者数は157,000人。うち風力業界が64,000人、バイオエネルギー業界が57,000人となっている。
●2020年までに、総エネルギー需要に占める再生可能エネルギーの割合を13.9%とすることが可能。電力需要に占める割合は、25.6%に引き上げることが可能。
●2005年から2020年までの再生可能エネルギー(電力・熱)利用設備への投資額は、累積で1300億ユーロに達することが可能(2000年の時点の設備費で計算)。
 業界の国内における売上額は、2020年までに年間150億ユーロを達成できる(2000年の時点の設備費で計算)。
再生可能エネルギーは、気候保護目標にも貢献し、2020年までに、CO2排出量を年間約1億6000万t削減することができる。
再生可能エネルギー設備への世界的な投資額は、2020年までに約2500億ユーロに、2030年には約4600億ユーロに達することが可能(2000年の時点の設備費で計算)。ドイツ企業の輸出ポテンシャルは増加する。
再生可能エネルギー業界における雇用者数は、2020年までに30万人になり、2030年には33万人を超えることが可能である。
【ドイツ連邦環境省】

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