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環境ニュース[国内]

5つの食品中有害汚染物質について05年度対策行動計画策定

健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2005.06.15 【情報源】農林水産省/2005.06.15 発表

農林水産省は食品に含まれる5つの有害汚染物質−−カドミウム水銀ダイオキシン類、かび毒、アクリルアミドに対する施策を進めるために、2003年度、2004年度に続き、2005年度行動計画を策定した。
 カドミウムダイオキシン類のような汚染物質は、環境中に拡散して存在しているため、生産者が意図していなくても多種類の食品に混入し一定量以上を長期間摂取し続けると、人の健康に悪影響を及ぼす危険性がある。
 このため同省は03年9月にこの5物質について物質ごとに省内横断的な組織による対策検討チームを設置。同年12月にこのうちカドミウム水銀ダイオキシン類、麦のかび毒−−の4物質についての行動計画を策定し、続いて04年度にアクリルアミドや麦以外のかび毒も含め、5物質すべての行動計画を公表した。
 05年度の行動計画は、各汚染物質ごとの対策検討チームが行うリスク管理の取組み内容を、取組みの実施時期も示す工程表の形で提示している。
 カドミウムについては作物のカドミウム吸収抑制技術やカドミウム汚染リスク予測技術の実証・普及、水銀についてはコーデックス委員会でのメチル水銀リスク管理措置についての検討への参加、ダイオキシン類については飼料中ダイオキシン類の選別分析法の研究開発、かび毒については食品安全のための適正農業規範の作成・普及を通じたリスク低減、アクリルアミドについては日本人の摂取量評価に必要な調査の実施−−などが重点項目にあがっている。【農林水産省】

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