一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

16年度下半期の硫酸ピッチ不適正処分量、規制効果で上半期より大幅減

ごみ・リサイクル その他(ごみ・リサイクル)】 【掲載日】2005.06.15 【情報源】環境省/2005.06.15 発表

 環境省は平成16年度下半期に全国で確認された硫酸ピッチの不適正処分についての調査結果をまとめ、17年6月15日に公表した。
 硫酸ピッチは灯油と重油を混ぜて不正に軽油を製造する際に副産物として生じる有害物質で、不法投棄が後を絶たない。健康被害のほか大気・水質・土壌を汚染する可能性がある。
 発表によると、16年度下半期の不適正処分件数は21件で不適正処分量はドラム缶にして1,837本。16年度上半期の不適正処分件数が39件、不適正処分量がドラム缶にして7,662本であったことと比べると大幅に減少。硫酸ピッチ処理基準が廃棄物処理法施行令の改正内容で定められ、16年10月に施行されたことが功を奏した格好だ。
 なお不適正処分量の形態としては不適正保管が約66%、不法投棄が約26%を占め、その実行者は排出事業者や収集運搬業者など複数が関与しているケースが31%と最も多く、排出事業者のみの20%、その他の18%がこれに続き、実行者が不明なケースも10%にのぼっていた。
 一方、16年度末までに不適正処分が確認された硫酸ピッチの処理状況を見ると、全不適正処分量ドラム缶6万1,794本のうち、71%が処理済み、29%で未処理となっていた。【環境省】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク