一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[海外]

廃棄物焼却施設のダイオキシン規制 ほぼ遵守される

ごみ・リサイクル ごみ処理】 【掲載日】2006.01.17 【情報源】フランス/2005.12.28 発表

 フランスのオラン エコロジー持続可能な開発大臣は、12月28日、廃棄物焼却場に関する新たな規則の適用状況を監視するため、ポワティエに赴く。
 2000年12月4日のEU指令を国内法制化する、2002年9月20日付け同省令は、家庭廃棄物焼却場に、新たな、より厳しい規則を定めた。この規則は、既存の施設に対し、遅くとも2005年12月28日までに適用される。特に、ダイオキシンの排出については、0,1 ng/m3という排出上限値が課される。
 オラン大臣は、わずかな例外を除いて、この重要な期限が遵守されたことを歓迎した。12月27日までの情報によると、12月1日現在、稼動している128施設のうち、96施設で必要な設備の設置が終わっている。また、7施設で、基準を満たすための作業が続いている。18施設は基準一致まで操業停止、2施設は12月28日に閉鎖される。4施設については、基準を満たしていないが、都市暖房の供給など特別な事情があり例外的に操業が続けられる。
 唯一、問題を残しているのはポワティエの施設で、この施設は基準を満たしていない。また、管轄地方公共団体は、現段階で、操業停止を予定しておらず、代替案も提示していない。このため、大臣は、知事に対し、是正するよう求めている。こうした状況が見られるのは、ポワティエだけであり、手続きが正しく実施されるよう、大臣が直接、赴く。
 新しい規則の適用は、環境と健康の最良の保護を保証するものである。特に、家庭廃棄物焼却場からのダイオキシン排出量は、2004年時点の170gから、2006年には10分の1となる。1995年と比較すると100分の1となる。【フランス エコロジー持続可能な開発省】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース