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環境ニュース[海外]

環境管理スキームの補助金支給を開始 初年度は総額約94億円

自然環境 身近な自然の保全】 【掲載日】2006.03.01 【情報源】イギリス/2006.02.08 発表

 イギリス環境・食糧・地方省は、環境管理スキームに基づく農業者への補助金の支給を、間もなく開始することを発表した。
 このうち「入門レベル管理スキーム」(農家や土地管理者に、簡単な環境管理を行うことを奨励する)については、2005年8月以降、1万3000人が協定に参加している(約150万ヘクタールをカバー)。協定に基づく補助金の支払額は、初年度、約4700万ポンド(約94億円)となる見込みで、そのうち、800万ポンド(約16億円)が来週中に支払われる予定だ。
 バック大臣は、「2007年までに、イングランドの農地の60%が、入門レベル管理スキーム協定を締結することを望んでいる」と野心的な目標を示し、参加する人は、このスキームによい影響をもたらし、カントリーサイドの保護に貢献できると呼びかけた。
 また、環境上、重要な地域を対象とした「ハイレベル環境スキーム」については、2月1日に初めて契約が成立した。これは「学術研究上重要地域(SSSI)」の一つであるサセックス東部のモンタギュー農場との契約である。この土地の所有者マーティン・ホール氏は、この農場で田園管理スキームを利用してタゲリの増殖に成功し、王立鳥類保護協会(RSPB)タゲリ・オペレーション賞を受賞している。同氏は、田園管理スキーム協定に基づき、2つがいだったタゲリを40つがいまで増やすことに成功した。この農場は、国際的に重要な湿地に指定されている。【イギリス環境・食糧・地方省】

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