中国　製薬産業排出基準を制定予定　7サブ基準が年末公布へ

【環境行政 環境基準】 【掲載日】2007.05.14 【情報源】中国／2006.04.12 発表

　4月7日〜8日、浙江省台州市で開催された「国家製薬工業汚染物排出基準・汚染対策技術政策シンポジウム」上で、中国の製薬工業汚染物排出基準制定作業が現在すでに重要時期に入り、各種サブ基準の初稿はほぼ完成しており、製薬業界と学術界の関連代表に対し研究討論のため提出され、同基準は今年末発表される予定。
　中国はいまだ製薬工業汚染物排出基準が公布されておらず、現在製薬工業廃水排出は汚水総合排出基準の関連規定を実施し、その指標と基準値はすでに製薬企業の発展と環境管理の需要に適応していない。
　製薬工業汚染物排出基準の制定作業は2003年に始まり、国外の関連基準、国内外の製薬工業生産技術、汚染物の特徴などに対して調査・研究と総合的分析を行い、初期制定が確立した製薬工業基準は7つのサブ基準から構成される初稿版の製薬工業基準が定まった。発酵類、化学合成類、半合成類、抽出類、バイオ工学類、漢方類、混装製剤類に分けられる。
　浙江海正薬業をリーダーとする共同参加した製薬企業のうち、哈爾濱製薬集団製薬総工場、華北製薬集団など38企業代表が共同で「中国製薬企業持続的発展提案書」を発表し、経済発展と環境保護のバランスを取り、現代企業の社会的責任を負い、積極的にクリーナープロダクションを実行し、循環経済を広めることを提唱した。【中国環境報】